今から30年前となる1994年12月10日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCストロー級戦(現ミニマム級):
王者リカルド ロペス(メキシコ)TKO初回70秒 挑戦者ヤミル カラバリョ(コロンビア)
*ロペスのボクシングには、「華麗」や「精密機械」という表現がよく使われます。しかしこの試合に関していえば、「豪快」の一言が妥当でしょう。どんな相手でも常に好コンディションで臨むロペスですが、それはこの試合でも変わることはありませんでした。
(短い時間でしたが、ロペスのコンディションは非常に良さそうに見えました)/ Photo: Youtube
初回1分過ぎ、最軽量級とは思えない右ストレート一発で挑戦者をキャンバスに送ったロペス。主審はカウント中に躊躇することなく試合を止めました。
(ロペスの右はこの直後に放たれます)/ Photo: Youtube
5月にラスベガスの初陣戦で、後のWBO2階級制覇王ケルミン グアルディア(コロンビア)に大差判定勝利を収めたロペス。9月にはまだあどけなさののこる10代のスラチャイ セーンモロコット(タイ)を一蹴。この試合が行われる一月前には、タフなハビエル バルゲス(メキシコ)を見事なボクシングで退けてます。そして今回のカラバリョ戦では目の覚めすような右を炸裂させたロペス。充実した一年を、見事なワンパンチで締めくくっています。
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