ダンポポの種

備忘録です

ちょっと、わくわく

2008年03月23日 22時52分06秒 | 鉄 道
いま、何気な~く、山陽電車のホームページを覗いたら、
思いっきり気になるニュースを発見しました。

来る4月14日から、
荒井駅に直通特急が停車!するそうです。(但し、朝夕ラッシュ時のみ)

「ほほう、荒井に特急が止まるのかぁ」
という驚きを感じています。そのまんまですが。

この駅があるT砂市は私が生まれた町でして(←なんで今さら伏字やねん)、
荒井の駅は、母方の祖父の家の最寄り駅なのです。
私も子供の頃(それこそ、西宮にいた頃)、祖父の家を訪ねるときに、しばしば荒井駅で乗り降りしました。

祖父も祖母も亡くなって、現在はその家もありませんが、
今でも、墓参りや菩提寺での法事のときは京都から出かけて行きます。
基本的に、父方・母方とも、親戚関係はT砂市に集積していますし…。

もっとも、最近では、京都からクルマでT砂まで突っ走ってしまうことが多く、
なかなか電車で行くことがありません。
電車で行ったとしても、新快速を使いますね。
山陽電車には、久しく乗っていない気がします。

時間的に、S華の私がラッシュ時の直通特急で荒井へ行くのは困難かと思いますが、
でも、こんなニュースを見ると、久しぶりに山陽電車に乗ってみたくなりました。


↓参考
山陽電車ホームページ



2ヶ月ぶり集会

2008年03月23日 20時59分32秒 | Yクラブ
昨夜(3月22日、土曜日)、Yクラブの集会がありました。
前回は1月の末でしたから、2ヶ月ぶり。

◎夜7時ごろから、四条烏丸で飲み会。
 参加:toel、GCZ32、i-kyo0909の各氏と、ダンポポ。

飲み会のあと、みんなで地下鉄に乗って竹田まで行き、
おやびんこびん氏にクルマで迎えに来てもらい、
カラオケに行きました。
(i-kyo0909さんは飲み会終了後に帰宅)


◎夜9時半ごろから、まき島でカラオケ。
 参加:toel、GCZ32、おやびんこびんの各氏と、ダンポポ。

2時間みっちり歌い込み。
1980年代の曲を、重点的にほじくる。
それよりも古い、〝童心に返る〟ほうのジャンルには、あまり手を付けなかった。


◎夜11時半から、おやびんこびん号が参加者の家を巡回し、みんな帰宅。

みなさん、お疲れ様でした。
おやびんこびん氏、遅くまで巡回していただき、ありがとうございました。

久しぶりに飲み会ができて、良かったです。



最後の音楽会の最後 〔後編〕

2008年03月23日 10時17分55秒 | 備忘録
西宮で過ごした小学生時代の思い出。

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

音楽会の当日になった。

T小学校には、音楽会専用のホールなんて無かったので、この日だけは、体育館が音楽ホールに変身した。
遮光カーテンが引かれた館内は真っ暗で、即席で組み立てられたスポットライトが舞台上を照らしていた。

私も、6年2組の一員として舞台に上がり、合唱の発表をした。
何を歌ったのか、曲名は忘れてしまったが、大きなミスもなく無難に歌い終えたと記憶している。

合唱発表を終えて、クラスメートと和やかに舞台から下りてきた私は、待ち構えていた〝件の先生〟にその場で身柄を拘束された。
教室へ戻っていくクラスメートたちの列から引き剥がされ、舞台裏の別室に監禁されて「閉会の挨拶」の最終調整に励んだ。
はっきり言って、合唱練習よりも挨拶練習のほうが大変だったが、どうにか当日までに原稿は暗記した。
あとは、早口にならないよう、落ち着いてゆっくり言うだけだ。


    ◇     ◇     ◇

「よしっ! 本番も、その調子でいくんやで!」

別室での〝最終リハーサル〟が済むと先生はそうおっしゃって、手にしたファイルの中から、二つ折りの青い画用紙を取り出された。

「これ、持って行き!」

言われるままに、私はそれを受け取った。
二つ折りの青い画用紙-、開いてみると、中には挨拶文の原稿が貼ってあった。
暗記用として〝原版〟は私が持っているから、これは、それとは別に先生が清書してくださったものだ。
だけど、これは一体、どういうこと…?

ポカ~ンとしている私に、先生はサラ~ッとおっしゃった。

「舞台に上がったら、急に緊張するかもしれへんし、もし、ド忘れしたら、それを見ながら挨拶して、いいよ」

それを聞いて、ますますポカ~ンとする私だった。

『ああ、なるほど…。先生は最初からこういう作戦を考えておられたのだな…』
と、私が気付いたのは、ずっとずっと、ずーっと、後になってからのことである。


真っ暗な館内。
私は、舞台上でスポットライトをひとり占めして、大勢の保護者たちを前に、閉会の挨拶を無事終えた。
緊張感から解き放たれて、意気揚々と舞台から下りてきた私は、例によって待ち構えていた先生に、今度は自分から得意げに言った。

「先生、最後まで、原稿を見ないで言えました!」

ということは…、前を向いて、視線を下げずに、保護者たちに向かってしっかりと挨拶ができたわけだ。

すべては、「ご苦労さん!」と言って笑っておられる、先生の思惑通り-。