ダンポポの種

備忘録です

『鉄ジャ』休刊 のお知らせ出た

2025年01月21日 22時47分00秒 | 本・雑誌
きょうは(←これ、ひさしぶりに書いてみた)
月刊鉄道趣味雑誌の発売日です。


↑左から「鉄ファ」・「追憶の寝台列車」・「鉄ジャ」の3冊。きょう買った
 「鉄ジャ」は書店に頼んで毎月定期購読予約してあります。
 「鉄ファ」は、店頭で見て、その月の号が興味深い内容だったら単発で買います。
 「追憶の寝台列車」は、きょう、店頭で初めて見て衝動買いしました。
 わたしも、また列車に乗って出かけたいなぁ。


そして、今号「鉄ジャ」に大事なお知らせが…


『鉄ジャ』今号、表紙を開いてすぐのところに、お知らせが出ています。
「本誌を取り巻く諸般の事情に鑑み、令和7年6月号(4月21日発売予定)を最終号として、以降の編集・発行をとりやめ、休刊とさせていただく-」と書かれています。残念

こういう発表が出たから、言う、…っていうのはよくないかも(?)だけど、定期購読してきた身として、最近の鉄ジャは「あまり面白くないなぁ」という気がしていました。<鉄道の将来を考える専門情報誌>と掲げられているのだけれど、私なんかはあくまでも単なる鉄道趣味者に過ぎず、たとえ大切な内容が書かれた記事であっても、難しかったら読む気が失せるっていう、つれない読者ではありました
趣味的にもピックアップできそうな楽しい話題が最近の鉄道界には少なかった…、という事情もあったかもしれません。それこそ残念ですね。

それと、やはり、何といっても、古くから鉄ジャの代名詞だった「列車追跡シリーズ」企画が、近年は消えてしまったのが非常に大きい。
「列車追跡シリーズ」とは、毎号、JR列車に限らず私鉄列車も含めて、あるひとつの列車を対象に定めて、記者(ライター)とカメラマンがその列車の始発駅から終着駅まで実際に乗車取材するというもの。当然、鉄道会社にも取材協力を求め、許可を得たうえで行われる取材でした。カメラマンは車内の乗客にもレンズを向け、当然承諾を得た上で…でしょうけれど、そうした車内の乗客の様子を撮った写真も誌面にバンバン掲載されていました。
雑誌を手にした読者としては、ライターの文章と、乗客の笑顔をとらえた臨場感ある写真とを読み進めるうちに、なんだか自分もその列車に乗って旅しているような気分になれたものです。私なんかも、そういう記事がとても面白かったです。そして、そうした情景を示したうえで「鉄道輸送の今とこれから」を考察するという、鉄ジャ誌のジャーナリズムたる存在感が発揮されていました。
私はそんなふうに思いながら、当時の鉄ジャを読んでいました。

その後、プライバシー、個人情報が叫ばれるようになってきて…、そういう乗車取材という手法が困難になったのですね。ライターの文章描写も含めて乗客の写真など撮っても誌面への掲載は難しい。そもそも乗客の写真を撮れなくなった時代。
時代とともに、列車追跡シリーズ記事は掲載されなくなりましたね。消えた
あくまでも私にとってですが、鉄ジャの面白さが薄れたと感じたのもその頃からです。

デジタルカメラ、携帯電話・スマホが普及し、素人でも手軽に画像を撮ってインターネットで情報発信できるようになったのも大きい。毎月1回の雑誌発売日を待たなくても、ネットに個人から投稿される情報のほうがはるかに早いという時代になってしまいました。

   ◇          ◇          ◇

鉄ジャは、今年4月に発売される号をもって休刊-、ということですね。
わしは、このまま最後まで定期購読を続けようと思います。
そのあとは、どうしようかな。
「鉄ファ」に移行するしかないか…



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