藤の花言葉は「恋に酔う」というのだそうだ。
そのかぐわしい香りは甘く、その香りに酔うと恋にでも落ちるというのだろうか。
荒川区の保護樹木にも指定されている東日暮里にある樹齢33年の藤の木は、個人のお宅で所有しているが、その大きさと花の見事さはテレビでも度々紹介され、この時期になると訪れる人が後を絶たないという。
偶々行き会ったご夫妻は、道に迷ってここに来てしまったが、たまには道に迷うのもいいものだと話していた。
この家のご主人の勧めで、藤が絡まっている階段を昇らせていただき、真上から見ることができた。
今年の藤は葉が多く、花の付きが悪いそうだが、葉が少ない年は滝のように花が咲き、それは見事だという。
ぶらり歩く下町には、思いがけない発見がありますよ。
2006.05.03