去る1月21日、「ぬかに釘」を「鬼に金棒」と同義語と答えたユニークな中学生の話を紹介したばかり。
相手がいい加減で、少しも手応えがなく、頼りないことを「暖簾に腕押し」といい、「ぬかに釘」「豆腐に鎹(かすがい)」と同義語で使われる。
先日、浅草の手ぬぐいの店「ふじ屋」さんで、目くじらを立てないことを心がけようと「めくじら」の手ぬぐいを買い求めた。そのときに、ユニークさに魅せられて一緒に求めた手ぬぐいは、京伝という名の、暖簾から顔を覗かせた若旦那。2枚を縫い合わせて、暖簾を作っていただいた。
作者は、以前、壁に掛かったピエロも作ってくださった「コスモス」さん。キッチンへの入り口にぴったりなこの暖簾。暖簾に腕押しどころか、手応えたっぷりなお気に入りである。
明日からキッチンに立つのが楽しみになりそうだ。作るものは「ぬかに釘」を入れた漬物になるかも・・・
2007.02.02