勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

毒蛇?

2007-05-03 08:30:30 | Weblog

まむしぐさ

ひとたたきで折れてしまう
かよわい茎だから
神さまはそこに
毒蛇の模様をえがき
花をかまくびに似せて
折りに来る者の手より
護っている
やがて秋には
見かけの悪いこの草も
真紅の実を結ぶだろう

すべて神さまのなさること
わたしも
この身を よろこんでいよう

-星野富弘さん-

 初めて見る花だった。図鑑では見たことがあるが、実物を一度見たいと思っていた。蛇が出そうな藪の中、目立たないその花は、保護色に身を包み、隠れるように咲いていた。

 普段はよそ見をせず真っ直ぐ前を向いて歩く僕、知り合いとすれ違っても気が付かないことがある。その僕が、カメラを持って歩くとき、時々立ち止まり、キョロキョロと辺りを見ながら歩く。まるで子供が道草でもしているように・・・♪

 新しい発見があると心が躍る。知らなかったことを知ると得した気分になる。しかし、悲しいかな、新しい知識はすぐに忘れてしまう。今までも記憶力に劣る僕は、自分に興味がないことは、ひとが驚くほど頭に入らなかった。それが年齢とともに、必要なことまで覚えられなくなってきた。

これも神さまのなさること 
ぼくも
この身を よろこんで受け入れよう
2007.05.03