勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

子守唄

2007-05-30 22:44:56 | Weblog

ねんねんころりよ
おころりよ
ぼうやはよい子だ
ねんねしな

ぼうやのおもりは
どこへいった
あの山越えて
里へいった

里のみやげに
なにもろた
でんでんたいこに
しょうの笛
 

江戸子守唄 (日本古謡)
 日本にはどれくらいの数の子守唄があるのだろう。昔、ある女優さんが言っていた。子供を寝かせるとき、子守唄を歌うと「ママ、そのうた歌わないで」と言われたそうだ。なぜかと尋ねると「悲しくなるから」と言ったという。

 日本の子守唄は何故にこうも悲しいのだろう。子守唄は、子供をあやしたり、寝かしつけたりするためだけではなく、幼くしてふるさとを離れ、子守奉公に出された娘(こ)が自分のためにその辛さを歌ったものが多いという。竹田の子守唄、五木の子守唄、島原地方の子守唄、中国地方の子守唄、どれも僕の大好きな唄である。それぞれの地方に伝わる子守唄の多くが、そんな背景で歌われているのだろうか。



-ゆりかごのうた-

ゆりかごのうたを
カナリヤが歌うよ
ねんねこ ねんねこ
ねんねこよ

ゆりかごの上に
枇杷(びわ)の実が揺れるよ
ねんねこ ねんねこ
ねんねこよ

ゆりかごの綱を
木ねずみが揺するよ
ねんねこ ねんねこ
ねんねこよ

ゆりかごの夢に
黄色い月がかかるよ
ねんねこ ねんねこ
ねんねこよ
 
 願わくば、熊本県の慈恵病院が設置した、コウノトリのゆりかごでかくれんぼはしないで欲しい。