勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

花は咲く

2012-05-11 23:38:59 | Weblog
 初夏の陽光と緑の風に草木は萌え、じっと寒さに耐えていた花は咲く。5月という季節は明日への希望に燃え、心が躍動する季節(とき)でもある。今日、5月11日、あの東日本大震災から1年2ヶ月が経った。NHKテレビからは、《NHK東日本大震災プロジェクト》の一環としての復興応援のテーマソング「花は咲く」という曲が頻繁に流れてくる。

花は咲くプロジェクト

 我が家のベランダでは、春の先陣を切って咲いた花が終わりを告げると、また新しい花たちが微笑みはじめる。モッコウバラの最後の2輪が花開き、枝には新しい緑の葉が伸びてきた。ナニワノイバラは盛りを過ぎ、白い花びらが風に舞う。赤紫の花を散らしたシランの鉢には、覚えのない野草が芽を伸ばし小さな花を咲かせた。


初夏のベランダを彩る花に希望を見出だし、癒され、小さな感動に生きている証を見る。


咲き始めてから1ケ月になろうとする濃い江戸紫のミヤコワスレは、紫陽花の葉陰でいまだその存在を誇示する。


紫のミヤコワスレに続いて咲いた、ピンクがかった薄紫のミヤコワスレは今を盛りと咲き誇る。


真っ赤なモミジバゼラニュームは、元気を出せと老骨の我が身を鼓舞するかのよう。


いつの間にか芽を出した、名前も知らな小さな花は、大きな花に負けじと胸を張る。

 復興支援ソング『花は咲く』は「明日へ・支えあおう」との花は咲くプロジェクトにより、『♪花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に・・・わたしは何を残しただろう』と歌い、東北出身者や、東北にゆかりの深い有名人が担当しているそうだ。寒い冬を越して咲いた花は希望に満ち溢れている。そして誰かを励ましている。