勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

芽生え

2013-03-21 23:27:04 | Weblog
 春が近くなってからの猛烈な寒さに、お彼岸に花見ができるとは思いもよらなかったが、急に暖かくなり、都内の桜の名所は花見客で賑わっている。このところの暖かさに、我が家のベランダの鉢植えからは、冬の間じっと耐えていた植物たちが続々と芽生え始め、植え替えを急かされている。


 暇を見て少しづつ開始しているが、昨年大きな鉢に植え替え、今年2年目を迎えるギボウシは、今年は植え替えはせず、このまま成長を見守ってみよう。


 野草の一種、キイジョウロウホトトギスは、ホトトギスの仲間でも珍しい種類だそうだが、芽が出始めた頃に植え替えが必要であるため、元気な芽だけを植え替えた。直射日光に弱く、半日陰を好むが、日当たりの良い我が家のベランダでは、花を咲かせる秋までに葉が日焼けして惨めな姿になってしまう。名前のキイは黄色の意味ではなく紀伊と書くが、今年こそ可憐な黄色い花を咲かせよう。


 ハンゲショウは半夏生の頃に葉の半分を白く化粧することから付けられた名前らしいが、昨年は化粧してくれなかった。今年は美しく化粧してくれるだろうか。


 戴いて3年目になるシランは今年も元気な芽を出してくれたが、この鉢では窮屈そうである。いずれ大きな鉢に移して株を増やそう。


 カサブランカは真っ白な大輪の花を咲かせてくれることを期待して、大きめの鉢に植えたが、この花の狂おしいほどの香りで部屋中を満たして欲しい。


 山野草が好きな姉からは、埼玉県の県花である種類の違う桜草3鉢と、モンゴルギク、トキワシオンという名の野草を、彼岸の墓参りの時に分けてもらってきた。モンゴルギクは株分けをして鉢を増やしたので、お裾分けも考えている。


 このトキワシオンは和名を藤娘といい、野菊のような花を咲かせる常緑低木で、非常に珍しい種類だというが、野草というより花木である。春は芽生えの季節、老いらくの恋は芽生えそうもないが。。。