日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

TOYOTAクラブワールドカップ今年も開幕! 開幕戦はアデレードが逆転勝利

2008年12月12日 | soccer

サッカーを愛する皆様、今年も「TOYOTAプレゼンツ FIFA クラブワールドカップ」が開幕しました!前回はACミランがカカの活躍で優勝、日本勢初出場の浦和レッズが3位に入るなど記憶に残る大会でした。今回はヨーロッパからマンチェスター・ユナイテッド、南米からはリガ・デ・キト、日本勢はACL王者・ガンバ大阪が初出場。他にもワイタケレ(オセアニア)、アデレードFC(ACL2位)、パチューカ(北中米カリブ海)、アル・アハリ(アフリカ)が出場するこの大会。世界一をかけた10日間の戦いがいよいよ始まります。

大会初日の11日は、国立競技場で開幕戦が行われました。開幕戦の組み合わせは、アデレード(オーストラリア)VSワイタケレ(ニュージーランド)という隣国同士のライバル対決。この試合の勝者が14日にガンバ大阪と対戦します。ガンバの挑戦権をかけた一戦は、終盤まで互いの意地がぶつかり合う展開となりました。
前半開始からアデレードが試合を優位に進めます。8分にドッドがミドルを放つも枠を外し、12分にはスパヌオーロの強烈シュートが飛び出しますが、ワイタケレGK・ギレスピーがこれをキャッチ。19分にはCKからジャミーソンがシュートしますが、これもギレスビーが阻止!好セーブを連発してゴールを許しません。
押され気味のワイタケレですが、クリシュナが華麗なドリブル突破を見せれば、アデレードの猛攻をDF陣が懸命にクリアし続けます。ワイタケレにとっては我慢の展開が続く中で迎えた34分、右サイドでのFKをピアースがクロス、相手GKがファンブル、このボールをシーマンが決めた!ワイタケレが数少ないチャンスをモノにする先制点!しかし5分後、アデレードが右サイドのショートコーナーのクロスを、フリーになっていたマレンが頭で合わせて同点。前半終了間際、ワイタケレは惜しいチャンスが続きます。まずFKを主将・エンブレンが飛びこむもダメ、ロスタイムにはクリシュナが狙うもバーを越えていきました。前半は1-1の同点で折り返しました。
後半、両チームとも決定的なチャンスが相次いで生まれます。4分にワイタケレがカウンターからクリシュナがシュートを放つも右に外れる。アデレードは9分、ドッドが立て続けにシュートを撃つが、またもワイタケレGK・ギレスビーがファインセーブ。15分、アデレードはゴール正面の位置でFKを獲得。このFKをサーキーズが直接狙いますが、バーを越えました。さらにアデレードの攻撃が続きますが、逆転ゴールが決まりません。
ワイタケレは22分、コプリブチッチに代えてビンセントを投入。直後にチャンス到来!24分、左サイドのジェイミーソンのクロスにビンセントが飛び込むも合わせられない。26分、ピアースが抜け出しますが、ペナルティエリア内で相手選手に背後から倒されるも、判定はノーファウルでPKならず。この時に負傷してしまい、30分にピメンタと交代しました。
残り15分を切って今度はアデレードの時間帯。31分に途中出場のユーニスが相手DFを交わすが、シュートは相手に直撃。CKでマレンが頭で合わせるも決まらない。34分、FKをジャミーソンが左足で狙うもわずかに右上に外れる。そして38分、右サイドでのFKをドッドが頭で決めて勝ち越し!逆転されたワイタケレは、直後にFW・トトリを投入。44分、ワイタケレは同点に追いつこうと反撃を試みます。ピメンタがドリブル突破してスルーパスを出すもオフサイド。アデレードはロスタイムにクリスティアーノが中央でドリブル突破してシュートを放ちますが、GKがダメ押し点を阻止。終了直前、クリシュナのクロスにビンセントが飛び込むも相手にクリア、ラストチャンスのCKにトトリがヘディングするもバーを越えて試合終了。2-1でアデレードが逆転勝ちで1回戦突破を果たしました。

最後までドキドキするような開幕戦、オーストラリアとニュージーランドの隣国対決はアデレードに軍配が上がりました。これでアデレードは14日・豊田スタジアムの準々決勝でガンバ大阪と対戦することに。ACL決勝ではガンバに2試合合計で5失点と完敗、選手たちもあの時の悔しさを忘れていないでしょう。リベンジにかける想いはありますが、準々決勝でもガンバ大阪が勝利してくれると思います。準決勝でガンバとマンチェスター・ユナイテッドとの対決が見れるか楽しみです。
今回の試合ですが、アマチュアチームのワイタケレに苦戦しての辛勝。2得点はいずれもセットプレー&ヘディングで決めたものでした。同点弾はマレンが完全にフリーの位置から、逆転のシーンはドッドがプロの意地を見せたかのようなゴールでした。やはり長身の選手が多いので、セットプレーは本当に得ですよね。チーム全体で19本のシュートを放つも、相手GKの好プレーに再三阻まれ続けました。クリスティアーノがまったく目立たなかったこと、ジエゴやカッシオといった主力が欠場したのも影響したのでは…。でも準々決勝には出られるんじゃないのか?出たら手強そうだ。
ワイタケレは2年連続で初戦敗退。昨年は3失点で完敗という結果でしたが、今年はチーム全体が成長したように見えました。シーマンが先制ゴールを決めると、守備面では2失点だったけど、39分まで無失点に抑えました。クリシュナがドリブルを見せれば、ピアースはセットプレーでチャンスを演出、GKのギレスピーはファインセーブを見せてくれました。アマチュアだけど良い選手はいるんです。1人でもいいからJリーグに来てください!昨年は惨敗、今年は惜敗という結果に終わりましたが、次に出場するときは記念すべき1勝を挙げられるかもしれません。

13日の土曜日は、パチューカ(メキシコ)VSアルアハリ(エジプト)の準々決勝。パチューカは2年連続の出場で、前回は初戦敗退に終わりました。3度目の出場となるアルアハリは、2006年大会で3位に入りました。ここで勝ったチームが準決勝でリガ・デ・キトと激突、敗者は5位決定戦に回ります。10日間の戦いは始まったばかり。今後も「クラブ世界一」というクリスマスプレゼントをかけた熱戦に期待しましょう!最後に残念なお知らせを。決勝戦の12月21日は「M-1グランプリ」の決勝と被っています。なんでこんなときにバッティングするんだ?「テレ朝空気読め」とは言わないけどさ…。



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コメント (2)
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