パリーグもいよいよ終盤戦。現在3連勝中で首位・西武に4ゲーム差で追っている福岡ソフトバンクホークスは、12日に楽天生命パークで東北楽天ゴールデンイーグルスと対戦。15日からの西武との直接対決を前に、勝って弾みをつけたいところでした。この日の試合は、ソフトバンク・武田翔太VS楽天・辛島航の先発で始まり、ホークスの主砲が大活躍です。
両チームのスタメン
ソフトバンク 東北楽天
1(二)牧原大成 (中)田中和基
2(遊)今宮健太 (一)銀次
3(左)中村晃 (左)島内宏明
4(中)柳田悠岐 (指)今江年晶
5(指)グラシアル (三)内田靖人
6(三)松田宣浩 (二)藤田一也
7(右)上林誠知 (捕)嶋基宏
8(捕)甲斐拓也 (遊)西巻賢二
9(一)西田哲朗 (右)八百板卓丸
(投)武田翔太 (投)辛島航
1回、ホークスは1死から今宮の四球、中村のヒットで1死1,3塁のチャンスを作ると、4番・柳田が楽天先発・辛島の3球目の変化球をライト前に弾き返すタイムリーヒットで1点を先制。その裏、ホークス先発の武田が、連続ヒットで1死1,2塁のピンチを背負いますが、楽天4番・今江を2塁ゴロ併殺打に仕留め、0点で切り抜けます。
ホークス1点リードの4回、この回先頭の柳田が、辛島の初球カーブをジャストミート。ライトへ高く上がった打球は、ライトスタンド中段に飛び込むソロ本塁打。またも4番の一打でホークスが1点追加。2死後、上林が四球を選ぶと、甲斐が2球目を捉え、ライトスタンドへの2ラン本塁打を放ち、4-0とリードを拡げます。
4点の援護を貰った武田ですが、4回裏に3者連続四球で満塁の走者を背負います。内田のセンター犠牲フライで1点を許すと、藤田の犠牲フライでもう1失点。その後、嶋の内野ゴロで3アウト。
4-2と2点差に詰められたホークスは、5回に2本のヒットで1死1,3塁。一打追加点の場面で再び柳田に打順が回り、辛島のストレートを叩いてレフト前タイムリーヒットで5点目。なおも2人の走者を置いて、グラシアルのライト前タイムリーヒットで1点を追加すると、松田のレフト犠牲フライでもう1点。この回3点を挙げ、7-2とします。
終盤に入ってもホークス打線の勢いは止まりません。7回に無死2,3塁から代打・長谷川勇也の内野安打で8点目。さらに松田の遊撃ゴロ併殺崩れの間に9点目。
9回には1死1塁から長谷川が楽天6番手・菅原秀のストレートを打ち上げ、ライトへの2ラン本塁打を放って11-2。松田がヒットの後、上林が右中間フェンス直撃のタイムリー2塁打で12点目。この後西田の犠牲フライもあり、9回に4点追加。ホークスが13-2で楽天に圧勝しました。
パリーグ 2018年9月12日(水)
楽天VSソフトバンク 25回戦 楽天生命
(ソフトバンク16勝9敗、観衆21,025人)
ソ|100 330 204|13
楽|000 200 000|2
[勝] モイネロ 44試合 5勝 1敗
[敗] 辛島 21試合 4勝 9敗
[本] 柳田 34号、 甲斐 7号、 長谷川勇 5号2ラン
楽天との2連戦の2戦目は、ホークスが2ケタ得点の猛攻で快勝しました。柳田選手が自己最多タイの34号本塁打を放ち、甲斐選手と長谷川選手にもホームランが出ました。投手陣も5人の投手リレーで、楽天打線を2点に抑えました。ホークスは土曜日のオリックス戦から4連勝としました。これで楽天との対戦は全て終了し、ホークスが16勝9敗の勝ち越しとなりました。最後は敵地で5連勝でしたね。
この日のホークス打線は、15安打で13得点を記録。柳田選手はこの試合5打席連続ヒットで3打点。最初の打席で先制タイムリー、2打席目にはライトスタンドへの大きな一発。3打席目にはレフトへの技ありタイムリーを打ちました。第4打席にはレフトへの2塁打を打ち、3塁打が出ればサイクルヒットでしたが、5打席目はシングルヒットでした。本塁打数も自己最多タイに並び、打率も.360に上昇。現在95打点で、自身初の100打点まであと5点に迫りました。
柳田選手以外では、7回に代打で登場した長谷川選手が3打点。最初の打席でタイムリー内野安打、9回には今季5号2ラン本塁打を放っています。1番打者の牧原選手も打撃好調が続いていて、この試合2安打のマルチヒットでした。
投手陣は、先発の武田投手が4回まで投げて被安打2・3四球・2失点。初回に2者連続ヒットのピンチを作りながらも無失点に抑え、2回と3回は3者凡退に抑えました。しかし、4イニング目に3者続けて四球を許した後、2者連続犠牲フライで2点を失い降板となりました。ていうか、楽天は無死満塁から犠牲フライしか点が取れなかったのは酷くないですか。
勝ち投手となったのは、5回から2番手で登板したモイネロ投手で、2イニングを投げて打者6人をパーフェクトに抑えました。モイネロ投手はこの日に1軍に昇格し、すぐに白星をゲット。今年6月22日のオリックス戦以来となる今季5勝目を挙げました。
この日はホークスが勝ち、首位の西武がオリックスに0-7で敗戦。首位・西武に3ゲーム差に迫りました。15日からはメットライフドームにて、西武とホークスの首位攻防戦が行われます。敵地で勝ち越せば逆転優勝の夢が広がるけど、3タテされたらギブアップかも…。今度の天王山は優勝争いを左右する重要な3連戦。一戦必勝、総力戦で西武を倒せ!