日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

きさらぎ賞はダノンチェイサー快勝!東京新聞杯は1番人気の馬が12年ぶりに勝利。

2019年02月03日 | 競馬

節分の日の2月3日は、京都競馬場で3歳馬の重賞競走・きさらぎ賞、東京競馬場はマイル重賞の東京新聞杯が行われました。



京都メイン・第59回きさらぎ賞(GⅢ・芝1800m 8頭立て)は、東京スポーツ杯2歳ステークス2着⑦アガラス、同レース3着③ヴァンドギャルド、デビュー2戦2勝のオルフェーヴル産駒②エングレーバー、④ダノンチェイサー、⑧メイショウテンゲンなどが参戦しました。
スタートしてすぐ⑥ランスオブプラーナが先手を取ると、ダノンチェイサーが2番手追走。3番手にエングレーバー、4番手にヴァンドギャルド、5番手に⑤コパノマーティン、その後ろにアガラスとメイショウテンゲンが6,7番手で並ぶ。そして①タガノディアマンテがポツンと最後方を進む。
外回り3コーナーに差し掛かり、プラーナが後続を引き離して先頭をひた走る。チェイサーは2番手をキープ、ヴァンドが3番手につけ、エングレ4番手。テンゲン外側5番手、アガラスは6番手。
4コーナーでランスオブプラーナと2番手グループの差が縮まるが、直線でランスオブプラーナが逃げ粘る。このままプラーナが押し切るのか?しかし、ダノンチェイサーが猛追すると、さらにはタガノディアマンテが大外から追い込み、ヴァンドギャルドをかわす。ゴール残り100mでチェイサーがプラーナを抜いて先頭に立つと、そのまま突き放してゴールイン。ディアマンテが2着に上がり、プラーナとプラーナは3着争い。

雨が降る中でのレースとなったきさらぎ賞は、ランスオブプラーナがスタートから逃げ続けましたが、3番人気のダノンチェイサーがラスト100mでプラーナを捕らえ、最後は2着に2馬身の差をつけて優勝しました。2着のタガノディアマンテは、向正面では最後方にいましたが、大外から一気に飛んできました。3着争いは接戦となりましたが、ランスオブプラーナが3着を確保し、1番人気のヴァンドギャルドはハナ差の4着。2番人気のアガラスは7着、4番人気のエングレーバーは最下位の8着に終わりました。エングレーバーは1頭だけマイナス馬体重だったな…。
重賞初勝利のダノンチェイサーは、前走のこうやまき賞(昨年12月1日@中京)に続いての連勝で通算3勝目。栗東・池江泰寿厩舎に所属し、父・ディープインパクト、母・サミターの間に生まれました。サミターは現役時代、アイリッシュ1000ギニーを制すなどGⅠ2勝を挙げました。セレクトセールで2億5000万円の高額で落札され、新馬戦は4着に敗れましたが、その後は1着→2着→1着→1着と連対を続けています。この馬は1600mと1800mで好走してるんで、クラシックというよりはNHKマイルカップ向きかな~。ともかく、今後の活躍を期待したい。




東京メイン・第69回東京新聞杯(GⅢ・芝1600m 15頭立て)は、昨年2着①サトノアレス、重賞2勝の⑤タワーオブロンドン、マイル初挑戦⑮レイエンダ、元町ステークスで3馬身差の快勝を見せた②インディチャンプ、富士ステークスを勝った⑩ロジクライ、クイーンカップを勝った③テトラドラクマ、⑪ジャンダルム、⑥レッドオルガなどが参戦。
スタートでインディチャンプが少し立ち遅れ。先行争いで、ロジクライ、⑨ヤングマンパワー、⑫ショウナンアンセム、テトラドラクマの4頭が前に出るが、ショウナンアンセムがハナに立った。2番手にロジクライ、ヤングマンパワー3番手、テトラドラクマが4番手。5番手にタワーオブロンドン、6番手レッドオルガ、インディチャンプは7番手まで押し上げ、外側8番手に⑦ゴールドサーベラス。中団9番手に⑧ロードクエスト、10番手サトノアレス、11番手⑬リライアブルエース、12番手⑭レアリスタ、13番手④ストーミーシー。後方勢は14番手ジャンダルム、最後方にレイエンダ。
縦長の展開で3,4コーナー中間点を迎え、アンセムがレースを引っ張り、ロジクラが2番手、ヤングマン3番手は変わらず。ドラクマ4番手、タワロンは5番手。中団グループにはインディ・オルガ・ロークエ・アレスなど固まり、レイエンダ依然としてしんがりの位置。
最後の直線残り400mで、ロジクライが内を突いて先頭に躍り出るが、ショウナンアンセムとヤングマンパワーも頑張る。後続勢からはタワーオブロンドン、インディチャンプも上がってきて、残り200mでインディが馬群を割って抜け出した。2番手争いでは、レッドオルガ、タワーオブロンドン、サトノアレスと大激戦。ゴール前でオルガとアレスが差を詰めたが、インディが追撃を抑えて1着ゴールイン!4歳世代のインディチャンプが、府中で重賞初制覇を果たしました!

冬の府中のマイル重賞・東京新聞杯は、1番人気のインディチャンプが優勝。このレースは2007年にスズカフェニックスが勝って以降、1番人気馬は11年間も勝利がなかったけど、その連敗記録をインディが止めました。2着には牝馬のレッドオルガ、3着には内側から追い込んだサトノアレスが入りました。アレスは2年続けて馬券に絡みましたな。2番人気のタワーオブロンドンは、ゴール前で脚が止まって5着。レイデオロの弟・レイエンダは8着。3番人気のロジクライは一旦は先頭に躍り出たけど、9着に終わりました。
重賞初勝利のインディチャンプは、有松特別、元町ステークスに続いての3連勝。福永祐一騎手とコンビを組んでからは4戦3勝、連対率100%です。今回は初めての府中コースで、スタートの時に少し立ち遅れてしまいましたが、中団の位置まで押し上げ、直線では内側から馬群を割って先頭に立ちました。福永騎手もドン詰まりせず、上手に馬群を捌き切れましたね。
インディチャンプもアーモンドアイ、ブラストワンピースと同じ「シルクレーシング」の馬。この世代は他にもプリモシーンとグローリーヴェイズが重賞ウィナーになってるから、「黄金世代」と言えるでしょう。シルク軍団の快進撃は2019年も続くかも?




来週は京都競馬場で京都記念、東京競馬場は共同通信杯が行われます。
京都記念には、ダービー馬のマカヒキ、パフォーマプロミスの他に、ステイフーリッシュとタイムフライヤーの4歳世代、ノーブルマーズとダンビュライトも登録。
共同通信杯は、デビュー4連勝で朝日杯FSを制したアドマイヤマーズが早くも始動。連勝を伸ばしてクラシックに弾みをつけられるか注目です。他にも京都2歳ステークスを勝ったクラージュゲリエ、2戦2勝のダノンキングリー、シュヴァルツリーゼも登録しています。











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