日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

令和最初の3歳マイル王決定戦!アドマイヤマーズがグランアレグリアを返り討ち!

2019年05月05日 | 競馬

令和最初の日曜日だった5月5日は、東京競馬場で3歳マイル王決定戦・第24回NHKマイルカップ(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が行われました。桜花賞との変則2冠に挑む⑦グランアレグリア、朝日杯FSを制した⑰アドマイヤマーズ、きさらぎ賞を快勝した③ダノンチェイサーの3強に加え、⑫ワイドファラオ&⑮ヴィッテルスバッハの「ニュージーランドトロフィー組」、④イベリス・⑩カテドラル・⑯トオヤトリセイトの「アーリントンカップ組」、⑭ハッピーアワー&⑥グルーヴィット「ファルコンステークス組」、2歳重賞2勝の⑬ファンタジスト、新潟2歳ステークス覇者⑱ケイデンスコール、朝日杯2着①クリノガウディー、シンザン記念優勝⑧ヴァルディゼールなどが参戦しました。


単勝の人気は、グランアレグリアが単勝1.5倍の圧倒的1番人気。アドマイヤマーズが2番人気(4.5倍)、ダノンチェイサー3番人気(10.0倍)。その後は、グルーヴィット、ヴィッテルスバッハ、ファンタジスト、カテドラル、⑧ヴァルディゼールと続きました。

スタートで⑫ワイドファラオが好ダッシュを見せるが、イベリス・②プールヴィル・クリノガウディーの3頭が先行争いを演じ、イベリスが前に出る。グランアレグリアは4番手を追走し、5番手にワイドファラオ、6番手ダノンチェイサー。7番手トオヤリトセイト、8番手にアドマイヤマーズ、9番手グルーヴィット、10番手ヴァルディゼール、外側11番手にファンタジスト。12番手に⑤マイネルフラップ、13番手カテドラル、14番手ケイデンスコール。後方勢はヴィッテルスバッハ・⑪ロードグラディオ・ハッピーアワーが15番手集団を形成し、⑨ミッキーブラックが単独最後方。
3,4コーナー中間を過ぎ、イベリスが軽快に飛ばし、ガウディーとヴィルが2,3番手、ファラオとトオヤリも2番手グループに加わる。その後ろでグラアレ・マーズ・チェイサーの人気上位3頭が並んでいる。グルーヴィットとファンタジストは中団グループ、ヴィッテルスは内ラチ沿いを走る。
4コーナーを回って直線コースに入り、イベリスがまだ先頭をひた走り、2番手からはクリノガウディー、プールヴィル、ワイドファラオ、トオヤリトセイトが接近。グランアレグリアは馬群から外に持ち出そうとするが、ダノンチェイサーと接触。アドマイヤマーズは大外から追い上げる。残り200mでトオヤリがわずかに先頭、内でファラオも食い下がる。さらにはカテドラルが馬群を突いて上昇し、外からマーズが一気に襲い掛かる。グランとチェイサーはちょっと伸びない。ゴール前でマーズが先頭、内からカテドラル、大外からケイデンスコールが伸びてきたが、先に抜け出したアドマイヤマーズが先頭でゴールイン!2歳王者アドマイヤマーズ、得意の距離で3歳マイル王に輝きました!



【NHKマイルカップ全着順】
1着⑰アドマイヤマーズ  1分32秒4
2着⑱ケイデンスコール   1/2馬身
3着⑩カテドラル      ハナ差
4着③ダノンチェイサー  1馬身1/4
5着⑦グランアレグリア (4位入線後降着)
6着⑧ヴァルディゼール
7着⑭ハッピーアワー
8着⑯トオヤリトセイト
9着⑫ワイドファラオ
10着⑥グルーヴィット
11着⑤マイネルフラップ
12着②プールヴィル
13着⑬ファンタジスト
14着①クリノガウディー
15着⑮ヴィッテルスバッハ
16着④イベリス
17着⑨ミッキーブラック
18着⑪ロードグラディオ

払戻金
単勝 ⑰ 430円
複勝 ⑰ 210円  ⑱ 1,270円  ⑩ 750円
枠連 ⑻-⑻ 6,440円
馬連 ⑰-⑱ 17,200円
馬単 ⑰-⑱ 22,440円
ワイド ⑰-⑱ 3,480円
    ⑩-⑰ 1,840円
    ⑩-⑱ 12,620円
3連複 ⑩-⑰-⑱ 97,390円
3連単 ⑰-⑱-⑩ 410,680円



令和最初のGⅠレースは、単勝2番人気のアドマイヤマーズがゴール前差し切って優勝しました。2着には14番人気のケイデンスコール、3着には7番人気のカテドラルが入り、3連単で41万円台の高配当がつきました。桜花賞との変則2冠を狙ったグランアレグリアは4位、3番人気のダノンチェイサーは5位で入線しましたが、最後の直線でグランアレグリアが外側に斜行し、ダノンチェイサーの走行を妨害したため、チェイサーが4着に繰り上がり、グランは5着に降着となりました。
グランアレグリアに騎乗したクリストフ・ルメール騎手は、5月11日から26日の16日間(開催6日間)の騎乗停止処分。これにより、来週のヴィクトリアマイル、さらにはオークスと日本ダービーはアウト。オークスにはコントラチェック、ダービーにはサートゥルナーリアに騎乗予定でしたが、ダミアン・レーン騎手に乗り替わりとなりました。ダミアン騎手にとっては千載一遇のチャンスといえるけど、大舞台で人気馬を飛ばさないか心配だ。ルメール騎手は桜花賞、皐月賞、春の天皇賞とGⅠ3連勝中でしたが、ここで味噌をつけてしまいました。
勝ったアドマイヤマーズは、朝日杯FS以来のGⅠ2勝目で、重賞も通算3勝目。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、同レース初勝利で、今年のGⅠ初勝利。今年は重賞競走で1勝しか挙げられず、GⅠでも目立った活躍が見られませんでしたが、ここから巻き返せるか。マーズを管理する友道康夫厩舎は、2015年のクラリティスカイに次いでの同レース2勝目を挙げております。
デビューから4連勝で朝日杯FSを勝ち、最優秀2歳牡馬に選出されましたが、今年初戦の共同通信杯でダノンキングリーに敗れて2着、皐月賞では最内枠が影響して4着でした。それに2000mは長いのかなって思いました。前走から中2週での参戦となった今回、朝日杯で土をつけたグランアレグリアを返り討ちにしました。マイル戦は5戦5勝と勝率100%だから、今後もマイルが主戦となるでしょう。





来週は春の古馬女王決定戦・ヴィクトリアマイルが行われます。リスグラシュー、ディアドラ、アーモンドアイ不在の今年は、アメリカ遠征帰りのアエロリット、阪神牝馬ステークスを勝ったミッキーチャーム、2017年オークス馬・ソウルスターリング、おととしの2歳女王・ラッキーライラック、ベテランのレッツゴードンキ、東京新聞杯2着・レッドオルガ、プリモシーン、フロンテアクイーン、ノームコア、カンタービレ、サトノワルキューレなどが登録しています。





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千賀の連続2ケタ奪三振が途切れるも、無失点勝ちで3連勝!

2019年05月05日 | HAWKS

4カード連続勝ち越しを決めた福岡ソフトバンクホークスは、4日からオリックスバファローズを迎えての3連戦。ゴールデンウィーク最後の3連戦も勝ち越しを決めることができるのか?カード初戦は、ソフトバンク・千賀滉大VSオリックス・成瀬善久の先発で始まりました。


両チームのスタメン
  ソフトバンク      オリックス
1(二)川島慶三    (二)福田周平
2(右)周東佑京    (右)小島脩平
3(遊)今宮健太    (左)吉田正尚
4(指)デスパイネ   (一)メネセス
5(三)松田宣浩    (指)T-岡田
6(左)グラシアル   (遊)大城滉二
7(一)内川聖一    (三)山足達也
8(捕)甲斐拓也    (捕)若月健矢
9(中)牧原大成    (中)西浦颯大
 (投)千賀滉大    (投)成瀬善久


2連勝中のホークス先発の千賀は、1回に2死を取った後、3番・吉田にセンターへの2塁打を許しますが、後続を退けて無失点に抑えます。
千賀を援護したいホークスは、1回裏に1死から周東がセンター前ヒットを打った後、2塁への盗塁を成功させる。デスパイネが四球を選び、2死1,2塁の場面で松田がオリックス先発・成瀬の2球目を叩いてレフト前タイムリーヒット。この日も松田のバットでホークスが先制点をゲット。なおもランナー2人置いて、グラシアルもチェンジアップを捉えてセンターへのタイムリーヒットで1点追加。成瀬から初回に2点を奪いました。
2回、千賀が1死から大城にライト前ヒットを許すと、山足にセンター前ヒットを打たれ、1,2塁のピンチを迎えます。しかし、若月をフォークで空振り三振を奪うと、西浦にはファウルで粘られながらも空振り三振に切って取り、反撃を許しません。
ホークスは3回、先頭のデスパイネが四球を選んだあと、明石健志が代走で登場。無死1塁で松田が初球を弾き返して左中間への2塁打。1塁から明石が生還。代走策が当たって3点目。この後、グラシアルの内野安打で1,3塁となったところで、オリックスは成瀬から吉田一将にスイッチ。ホークスはなおも追加点のチャンスで、内川がライトへの犠牲フライを放って4点目を挙げました。
4点の援護を貰った千賀は、中盤以降もオリックス打線を寄せ付けず。5回から7回まで3イニング連続で3者凡退に抑える好投。7回無失点の力投でマウンドを降りました。
8回は2番手・泉圭輔が登板し、2死から連続ヒットを許しましたが、吉田正尚をセンターフライに打ち取り無失点。9回は3番手・モイネロが3人を抑えてゲームセット。ホークスが4-0でオリックスを降しました。



パリーグ  2019年5月4日 (土)
ソフトバンクVSオリックス 7回戦 ヤフオクドーム
(ソフトバンク5勝1敗1分け、観客数:39131人)
オ|000 000 000|0
ソ|202 000 00X|4
勝敗投手
勝:千賀(3勝)
負:成瀬(1敗)



今回の試合は、先発の千賀投手が7回まで無失点の好投を披露し、泉投手とモイネロ投手の3人でオリックス打線を完封。打線も松田選手の2打席連続タイムリーなどで、オリックス先発・成瀬投手を3回途中でノックアウト。投打でオリックスを上回り、ホークスが3連勝を飾りました。乱打戦から一夜明けての試合でしたけど、森唯斗投手、甲斐野央投手らの中継ぎ陣を休ませることができましたね。
先発の千賀投手は、7回まで117球を投げ、被安打3・9奪三振・1四死球・無失点の内容で今季3勝目。1回と2回は得点圏に走者を背負いながらも得点を与えず、3回以降はノーヒットに抑え続けました。この日も得意のフォークで三振の山を築きましたが、2ケタ奪三振まであと1個のところでマウンドを降りたので、連続2ケタ奪三振記録がストップしました。それでも3塁を踏ませなかったのは良かったです。千賀投手は開幕から3試合は未勝利でしたが、4月19日の西武戦から3連勝。連勝はどこまで伸びるのか?
打線はチーム全体で11安打。前日に通算250本塁打を達成した松田選手は、この日は成瀬投手から2打席連続タイムリーヒット。最初の打席はチェンジアップをうまく捉えてレフト前に運び、2打席目は初球ストレートを左中間に弾き返しました。2日間で6打点も稼いでおります。グラシアル選手も2打席連続ヒットを記録し、4回に犠牲フライを打った内川選手は、その次の打席でライトフェンスの最上部直撃のシングルヒット。あと少しでホームランテラスに入りそうでした。

この日は同率2位の日ハムと楽天が共に敗れたため、2位に3.5ゲーム差に拡げました。ホークスは現時点で貯金7でパリーグの貯金を独り占め。2位争いは日ハム・楽天・西武の3チームが並んでいます。5位のロッテも2位に1ゲーム差に迫っております…。
5月5日のこどもの日は、ソフトバンク・ミランダVSオリックス・K-鈴木の予告先発で行われます。ミランダ投手は前回、日ハム戦に登板しましたが5回途中2失点で敗戦投手になりました。5日は工藤監督の56歳の誕生日。今年も工藤監督に白星をプレゼントできたらいいな。





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