日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

有馬記念馬・ブラストワンピースが復活V!札幌からいざ世界へ!

2019年08月18日 | 競馬

お盆シーズン最終日の18日は、札幌競馬場で夏の大一番・札幌記念が行われました。凱旋門賞を目指すフィエールマンとブラストワンピース、さらには平成最後のダービー馬・ワグネリアン、マイルGⅠ馬・ペルシアンナイトら、GⅠ馬4頭が参戦!秋のGⅠ戦線へ、弾みをつけるのは!?



その前に、小倉競馬場の短距離重賞・第54回テレビ西日本賞北九州記念(GⅢ・芝1200m 18頭立て)から。このレースには、③アレスバローズと⑯ダイメイプリンセスの昨年の1,2着馬をはじめ、5連勝で葵ステークスを勝った⑤ディアンドル、小倉3戦3勝&目下4連勝中の⑱ミラアイトーン、高松宮記念以来の実戦⑬モズスーパーフレア、昨年の小倉2歳チャンピオン⑧ファンタジスト、⑰カラクレナイ&⑪アンヴァルのバーデンバーデンカップ組などが参戦しました。
スタート後の先行争いで、好スタートを決めたモズスーパーフレア、⑥ラブカンプー、④イエローマリンバの3頭が競り合う。4番手に⑭ナインテイルズ、ディアンドルが5番手につけ、内側6番手①ラインスピリット、外側7番手カラクレナイ、真ん中に⑨キングハート。中団グループには②クインズサリナ、ミラアイトーン、⑮シャドウノエル、⑫ディープダイバー、ダイメイプリンセス、⑦ラインシュナイダーと続き、15,16番手の位置にアンヴァルと⑩エントリーチケットが並び、17番手アレスバローズ、ファンタジストが最後方に下がる。
3,4コーナー中間を過ぎ、今度はマリンバが先頭、ラブカン2番手、モズフレ3番手、テイルズ4番手。ディアンドル5番手、カラクレ6番手、ミラアイは7番手追走。アンヴァルは後方待機、アレスバ大外に持ち出し、ジストはしんがり。
最後の直線に入り、逃げるイエローマリンバにディアンドルとモズスーパーフレアが接近。残り200mでモズフレとディアンドルの2頭が抜け出すが、大外からダイメイプリンスが追い込み、ゴール前でモズフレとディアンドルを捕らえて先頭ゴールイン!ディアンドルは2着を確保したか?


サマースプリントシリーズ第4戦・北九州記念は、9番人気の伏兵・ダイメイプリンセスが大外から突き抜けて差し切り勝ち。2着には3番人気のディアンドル、3着に5番人気のアンヴァル、2番人気で4着のモズスーパーフレアまで牝馬勢が独占。1番人気のミラアイトーンは5着、昨年の優勝馬・アレスバローズは6着。昨年の小倉2歳王者のファンタジストは14着と大敗しました。
勝ったダイメイプリンセスは、昨年のアイビスサマーダッシュ以来、1年ぶりの勝利を挙げ、重賞2勝目を飾りました。昨年のこのレースでは2着に敗れましたが、今年は大外一気の豪脚で、年下の牝馬たちを捻じ伏せました。若い娘が多い中、熟女いやベテランの底力を発揮しましたな。





札幌メイン・第55回札幌記念(GⅡ・芝2000m 14頭立て)は、有馬記念馬①ブラストワンピース、春の天皇賞馬⑨フィエールマン、ダービー馬⑫ワグネリアン、2017年マイルCS覇者⑪ペルシアンナイトのGⅠ馬4頭の他に、昨年の札幌記念を制した⑩サングレーザー、ヴィクトリアマイル3着⑭クロコスミア、豪州遠征帰りの②クルーガー、重賞で善戦続きの③ステイフーリッシュ、3歳馬⑥ランフォザローゼス、2年前の覇者⑬サクラアンプルールも出走しました。
スタートで⑦エイシンティンクルがポンと飛び出して、そのままハナを取る。クロコスミアが2番手に上がると、サングレーザーとワグネリアンも先行策に打って出た。ペルシアンナイトは7,8番手あたり、ブラストワンピースは9番手、フィエールマンは中団より後ろの位置で正面スタンド前を通過していった。
1,2コーナー中間から向正面に差し掛かり、先頭のエイシンティンクルが徐々に差を拡げる。2番手にクロコスミア、3番手サングレーザー、4番手にワグネリアン。5番手⑤ロードヴァンドール、6番手ステイフーリッシュ、7番手ペルシアンナイト、8番手サクラアンプルールと続き、9番手ブラストワンピース、その直後にフィエールマンが追走している。後方勢はクルーガーとランフォザローゼスが並走し、13番手⑧ゴーフォザサミット、最後方に③ナイトオブナイツという展開。
3コーナーを回り、ティンクルが先頭でレースを引っ張るが、クロコとの差が縮まる。ワグネリが3番手に浮上し、レーザー4番手、フーリッシュが5番手。ペルシアンが外から捲り気味に追い上げ、先頭集団に加わる勢い。ブラワンも馬群から追い出し開始。フィエールはまだ中団馬群。札幌の直線は短いぞ。
4コーナーでサングレーザーがエイシンティンクルを捕まえると、直線に入ってすぐに先頭に躍り出る。外からワグネリアン、真ん中からブラストワンピースがサングレーザーを追撃する。大外からペルシアンナイトとフィエールマンが追い込んでくる。残り100mを切って、レーザーが押し切りを図るが、ブラワンが2番手に上がると、ゴール手前でレーザーをかわして1着ゴール!グランプリホースが札幌の地で復活を果たしました!


豪華メンバー集結の札幌記念は、単勝3番人気のブラストワンピースが、粘るサングレーザーをゴール前で差し切って優勝しました。サングレーザーはクビ差の2着に敗れ、2連覇とはならず。1番人気だったフィエールマンは、大外から追い込むも3着まで。デビューからずっとパーフェクト連対だったけど、7戦目で初めて連対を外しました。ブラワンをマークしたのに、仕掛けるタイミングが遅かったようにも思えるし、距離も短いのかねえ?
2番人気のワグネリアンは直線伸びきれず4着。福永騎手によると「落鉄の影響」があったとか。もう1頭のGⅠ馬・ペルシアンナイトは5着。実力上位馬が競り合ったから、見ごたえのあるレースでした。
ブラストワンピースは昨年の有馬記念以来の重賞制覇。今年は大阪杯では6着、目黒記念では8着と結果が出ず。もし札幌記念でも惨敗すれば、凱旋門賞が白紙になるところでしたが、新パートナー・川田将雅騎手の好騎乗に導かれて勝利を飾りました。馬群の抜け出しも良かったし、最後の伸び脚も素晴らしかったです。
次走の凱旋門賞は厳しい戦いになると思いますが、ハービンジャーの血を発揮すれば上位に入れるかもしれない。フィエールマンもロンシャンの広い馬場なら、今回以上の力が出そうな気もする。両馬には本当に頑張ってほしいです。













  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする