日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

無冠の大器ついに花開く!ダノンキングリーがマイル女王を破る!

2021年06月06日 | 競馬

上半期最強マイラー決定戦・第71回安田記念(GⅠ・芝1600m 14頭立て)が6日、東京競馬場で行われました。マイル界の絶対女王⑤グランアレグリア、2年前の勝ち馬⑧インディチャンプ、今年のNHKマイルカップ覇者⑬シュネルマイスター、昨年の3歳マイル王⑦ラウダシオン、元2歳マイル王者①サリオス&⑥ダノンプレミアムとGⅠホースが6頭も参戦。他にも東京新聞杯での会心の一撃を再び④カラテ、7カ月ぶりの長期休養から復帰の⑪ダノンキングリー、金鯱賞でデアリングタクトを完封②ギベオン、今年マイル重賞2勝⑫ケイデンスコールも出走しました。



単勝の人気は、グランアレグリアが1.5倍の1番人気。2番人気はインディチャンプ(7.0倍)、3番人気サリオス(7.9倍)。その後はシュネルマイスター、ケイデンスコール、ダノンプレミアム、ラウダシオン、ダノンキングリーと続きました。

スタートで⑭カテドラルが後手を踏み、サリオスとグランアレグリアもまずまずの飛び出し。先行争いで③ダイワキャグニーが先手を取り、2番手に⑨トーラスジェミニ、ラウダシオンとダノンプレミアムが3,4番手で並び、5,6番手の位置にインディチャンプとギベオンが並走する。中団7番手にシュネルマイスター、8番手ダノンキングリー、9番手サリオス。10番手ケイデンスコール、グランアレグリアは11番手追走。後方はカラテ12番手、カテドラル13番手、⑩カデナが最後方。
3,4コーナー中間を過ぎて、キャグニー先頭、ジェミニ2番手、ダノプレ3番手、ラウダが4番手。チャンプとシュネルは5番手グループの圏内、ダノキン・ケイデンス・サリオス・グラアレは中団待機。グラアレ今回も末脚爆発なるか!?
4コーナーを回って直線コースに入り、先頭のダイワキャグニーに対し、ダノンプレミアムが最内に入り、トーラスジェミニも外から接近する。馬場の真ん中からラウダシオンとインディチャンプが追い上げ、シュネルマイスターとダノンキングリーは外に持ち出す。グランアレグリアはまだ馬群でもがいているか。残り200mを切って、チャンプがわずかに前に出て、カデナが最内を突こうとする。大外からダノキンとシュネルが末脚を伸ばし、グラアレもようやく上がってきた!残り100mを切り、先頭争いは内からグラアレ・チャンプ・シュネル・ダノキンの4頭が競り合い、ゴール前でグラアレが抜けたかと思いきや、外からダノキンが差し切ってゴールイン!最後の最後にダノンキングリーがグランアレグリアを捕らえたか!?





【安田記念 全着順】
1着 ダノンキングリー   1分31秒7 
2着 グランアレグリア    アタマ差
3着 シュネルマイスター    1/2馬身
4着 インディチャンプ     クビ差
5着 トーラスジェミニ    1馬身1/4
6着 カデナ 
7着 ダノンプレミアム 
8着 サリオス 
9着 ギベオン 
10着 ケイデンスコール
11着 ダイワキャグニー
12着 カテドラル 
13着 カラテ 
14着 ラウダシオン M.デムーロ

単勝 ⑪ 4,760円
複勝 ⑪ 710円  ⑤ 110円  ⑬ 240円
枠連 4⃣-7⃣ 720円
馬連 ⑤-⑪ 2,950円
馬単 ⑪-⑤ 12,090円
3連複 ⑤-⑪-③  8,860円
3連単 ⑪-⑤-⑬ 110,420円
ワイド ⑤-⑪ 1,160円   ⑪-⑬ 5,460円  ⑤-⑬ 400円


初夏恒例の東京競馬GⅠ5連戦のラストは大激戦となりましたが、8番人気の伏兵・ダノンキングリーが、マイル女王のグランアレグリアに競り勝ちました。グランアレグリアはアタマ差の2着に敗れ、ヴィクトリアマイルに続いてのGⅠ連勝&安田記念連覇はならず。直線でシュネルマイスターやサリオスらに塞がれながらも、馬群の中から追い上げて2着まで持ち込んだ辺りは地力の高さを証明したといえます。3歳馬のシュネルマイスターも3着と大健闘。秋のマイルCSではマイル界の世代交代を起こせるか?
2番人気のインディチャンプは4着、ダノンプレミアム6着、3番人気のサリオスは8着、ケイデンスコールは10着、ラウダシオンは最下位に終わっています。
勝ったダノンキングリーは、昨年3月の中山記念以来の勝利で、重賞4勝目。通算でも6勝目を手にしました。鞍上の川田将雅騎手は安田記念3勝目で、今年GⅠ3勝目をマーク。管理する萩原清調教師、馬主のダノックスは同レース初勝利です。
ダノンキングリーはこれまでGⅠに6度し、皐月賞で3着、日本ダービーではクビ差の3着とあと一歩のところでクラシック勝利に届かず。古馬になってからは、大阪杯で1番人気になりながらも3着。秋の天皇賞では12着の殿負け(11着だったブラストワンピースに7馬身も離された)。今回は前走から約7か月ぶりのレースでしたが、8番人気を覆す激走で絶対女王を撃破。殿負けの屈辱を乗り越え、7度目のGⅠ挑戦でついに悲願達成。半年以上も休養したことで3歳時の輝きが戻ったんじゃないかなって思います。今年の秋もマイルや中距離路線で活躍を続けてほしい。


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