日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

3歳馬のピクシーナイトが秋のスプリント王者!モーリス産駒GⅠ初勝利!

2021年10月03日 | 競馬

2021年秋のGⅠシリーズの開幕戦・第55回スプリンターズステークス(GⅠ・芝1200m 16頭立て)が3日、中山競馬場で行われました。今年3月の高松宮記念を制した⑭ダノンスマッシュ、セントウルステークスを勝った⑫レシステンシア、2年前このレースで2着⑯モズスーパーフレア、中山1200mで勝ったことがある⑪ジャンダルム、④ピクシーナイト&⑥メイケイエールの3歳世代、サマースプリントシリーズ王者⑤ファストフォース、最近好調⑨クリノガウディーなどが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気ダノンスマッシュ(2.6倍)、2番人気レシステンシア(3.4倍)、3番人気ピクシーナイト(5.3倍)。その後はジャンダルム、モズスーパーフレア、クリノガウディー、メイケイエール、ファストフォース、⑧ビアンフェという順で続きました。

スタートでレシステンシアとダノンスマッシュが好スタートを決めるが、モズスーパーフレアが先手を奪い取る。ビアンフェが2番手につけ、3番手ピクシーナイト、レシステンシアは4番手、外側5番手にダノンスマッシュが追走。6番手①シヴァージ、中団勢にはクリノガウディー、ファストフォース、②ミッキーブリランテ、ジャンダルム、メイケイエールと固まる。12,13番手には⑮ロードアクアと③ラヴィングダンサー、14番手⑬アウィルアウェイ、15番手⑩エイティーンガール、最後方に⑦タイセイビジョン。
3,4コーナー中間を過ぎ、先頭のモズフレがマイペースで逃げ、ビアンフェ2番手、ピクシー3番手で抑えたまま、レシスは4番手追走。ダノスマは5番手グループにいるが、ジョッキーの手が動いてる。ジャンダルム外に持ち出し、ガウディーも馬群の中。
4コーナーを回って最後の直線に差し掛かってもモズスーパーフレアが先頭だが、2番手からピクシーナイト、さらにビアンフェとレシステンシアも追いかける。ダノンスマッシュは中団あたりでもがいている。残り200mを切って、ピクシーがモズフレを捕らえると、上り坂で先頭に浮上。残り100mで外からレシスが追い込み、さらにシヴァージも上がってきたが、突き抜けたピクシーナイトが1着FINISH!3歳世代のピクシーナイトが短距離界の世代交代を起こしました!




【スプリンターズステークス 全着順】
1着④ピクシーナイト   1分07秒1
2着⑫レシステンシア    2馬身
3着①シヴァージ      アタマ差
4着⑥メイケイエール   2馬身1/2
5着⑯モズスーパーフレア  ハナ差
6着⑭ダノンスマッシュ
7着⑧ビアンフェ
8着⑨クリノガウディー
9着②ミッキーブリランテ
10着③ラヴィングアンサー
11着⑪ジャンダルム
12着⑦タイセイビジョン
13着⑩エイティーンガール
14着⑬アウィルアウェイ
15着⑤ファストフォース
16着⑮ロードアクア

【払戻金】
単勝 ④ 530円
複勝 ④ 200円  ⑫ 160円  ① 770円
枠連  2⃣-6⃣ 700円
馬連 ④-⑫ 890円
馬単 ④-⑫ 1,910円
ワイド ①-④ 2,760円  ①-⑫ 2,030円  ④-⑫ 460円
3連複 ①-④-⑫ 9,050円
3連単 ④-⑫-① 38,610円




スプリント戦線にニューヒーローが誕生しました。3歳世代のピクシーナイトが、直線で逃げるモズスーパーフレアをかわすと、そのまま突き放し、2着に2馬身差をつけて優勝。GⅠ2度目の挑戦で初制覇を果たしました。3歳馬のスプリンターズステークス優勝は、2007年のアストンマーチャン以来14年ぶり、3歳牡馬としては1998年のマイネルラヴ以来となります。マイネルラヴが勝った時はタイキシャトルを破る大金星でした。
2着争いは接戦となりましたが、1番人気のレシステンシアが2着、3着には10番人気のシヴァージが入りました。レシステンシアはこれでGⅠでの2着が4回目。なかなか2個目のGⅠタイトルが遠いですねぇ。レシスに騎乗したクリストフ・ルメール騎手は同一GⅠ3連覇とはならず。1番人気だったダノンスマッシュは伸びを欠いて6着。前走のチェアマンズスプリント(香港GⅠ)から約5カ月ぶりの実戦で、休み明けの影響が大きかったかもしれない。

ピクシーナイトは今年1月のシンザン記念に次ぐ重賞2勝目で、通算3勝目をマーク。モーリス産駒はこれがGⅠ初勝利となりました。グラスワンダー系の馬は中山の重賞で活躍しますね。鞍上の福永祐一騎手と音無秀孝調教師、馬主のシルクレーシングはこのレース初勝利です。
NHKマイルカップで12着大敗の後にスプリント戦線に参入し、CBC賞で2着、セントウルステークスでも2着と好走。3戦目となった今回、スプリンターとしての素質が開花しました。古馬を相手に2馬身差の完勝。ピクシーの明るい未来を予感させる勝ちっぷりでした。
ここ最近の短距離重賞は3歳世代が活躍していて、アイビスサマーダッシュでオールアットワンス、北九州記念でヨカヨカ、キーンランドカップでレイハリアが勝利しました。ただ、ヨカヨカがケガで引退したのは悔やまれる。来年の高松宮記念ではピクシーナイトとレイハリアの対決が見られるかもね。


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