モルディブで結婚式を挙げるとこんなヒドい目に遭います。

ハワイやグアム、バリ島といった南国のリゾート地で結婚式を挙げるのは、カップルにとっては夢であり憧れともいえるでしょう。ただし、ほんの些細な出来事によって人生最大のイベントが台無しになる恐れもあるのです。インド洋の小さな島国で、「地上の楽園」とも言われているモルディブでの結婚式で、司祭が外国人の新郎新婦を侮辱していたことが、Youtubeの投稿で判明されました。


海外のメディアが報じたところ、10月上旬にモルディブのホテル「ヴィルリーフ」にて行われたスイス人カップルの結婚式で、司祭が結婚を誓う祈りと見せかけて、現地の公用語であるディベヒ語で「おまえは豚だ。この結婚で生まれてくる子供はすべて出来損ないの豚だ」、「お前らの結婚は不当だ」、「異教徒め」、「ブタ野郎」とカップルを罵倒。しまいには「ゲスな人間」「性病」「包茎の短小野郎」といった卑猥で下品な言葉を乱発。現地の言葉で何を言ってるのかわからなかったカップルは、祝福ではなく悪口を言われまくっているにも気づかずに終始笑顔を絶やしませんでした。
この問題の動画が判明された後、現地の警察が捜査を行い、司祭とホテルのスタッフの身柄を拘束。モルディブのモハメド・ナシード大統領が「大変恥ずべき行為で、みっともない」と激怒。その後に外国人カップルに電話で謝罪し、「自分が立ち会ってもう一度結婚式を執り行いたい」２人を国賓として招待するプランを立ち上げておりました。

これは酷過ぎるだろ。大統領が謝罪するほどの国際問題にまで発展してしまいましたね。司祭の罵詈雑言が冗談ではなく本気で、しかも下品すぎるからなあ。もう少し上品に祝福できなかったんでしょうかね？現地の司祭こそ「ゲス人間のブタ野郎」だよ。むち打ち刑に処してくれ。
「モルディブの国教はイスラム教であり、「豚」は不浄なものとしてタブー視されております。「生まれてくる子供は出来損ないの豚」を言い換えるなら、「ブサイクで下品な子供」だって事かしら？「異教徒め」や「結婚は不当だ」といった暴言は、宗教の自由および結婚の自由を侵害しているような感じです。
今回の件はあくまでも氷山の一角であり、スイス人カップルの他にも現地の言葉で罵られたカップルもたくさんいると思います。観光客の減少、モルディブでの結婚式を取りやめて他の場所で挙式をしようとするといった風評被害が世界中で起きるかもしれません。そして「ホテル・ヴィルリーフ」が廃業に追い込まれることだってありそうだ。モルディブは「天国に一番近い島」だと言われているけど、カップルにとっては「地獄」なんだろうな。