日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

混戦の皐月賞はエフフォーリアが圧勝!横山武史は嬉しいGⅠ初勝利!

2021年04月18日 | 競馬

2021年の牡馬クラシック開幕戦・第81回皐月賞(GⅠ・芝2000m 16頭立て)が18日、中山競馬場で行われました。昨年はコントレイルが無敗で1冠目を奪取しましたが、今年は本命不在の大混戦。ホープフルステークスを制した⑧ダノンザキッド、弥生賞ディープインパクト記念優勝⑬タイトルホルダー、スプリングステークス覇者⑤ヴィクティファルス、3連勝で共同通信杯を勝った⑦エフフォーリア、きさらぎ賞優勝⑨ラーゴム、京成杯優勝⑮グラティアスといった受賞ウィナーの他に、若葉ステークス完勝①アドマイヤハダル、朝日杯2着③ステラヴェローチェ、2連勝中⑪ディープモンスター、ホープフル3着③ヨーホウレイクなどが参戦しました。



単勝の人気は、1番人気がダノンザキッド(3.3倍)、2番人気エフフォーリア(3.7倍)、3番人気アドマイヤハダル(8.8倍)。その後はヴィクティファルス、ラーゴム、ステラヴェローチェ、グラティアス、タイトルホルダーと続きました。

スタートは16頭横一線。その中でもタイトルホルダーが好ダッシュを見せる。ダノンザキッドとエフフォーリアも良い飛び出しを見せた。スタンド前の先行争いで、タイトルホルダーと⑫ワールドリバイバルの2頭が競り合い、ダノンザキッドとエフフォーリアも先団につける。ラーゴムは6番手から、ヴィクティファルスとアドマイヤハダルとステラヴェローチェは中団馬群にに控えてゴール板を通過。
16頭が一団の状態で1,2コーナーを回り、向正面に入ったところで、ワールドリバイバルが先頭、2番手タイトルホルダー、ダノンザキッドが3番手に上がる。その後ろの4番手集団には内側エフフォーリア、真ん中⑭アサマノイタズラ、外側から⑯レッドベルオーブ。中団7番手にラーゴム、8番手アドマイヤハダル、グラティアスが9番手から前進。10番手にヴィクティファルス、11番手ステラヴェローチェ、12番手⑩シュヴァリエローズ。②ルーパステソーロが13番手に上がり、ヨーホウレイク14番手、15番手ディープモンスター、④イルーシヴパンサーが最後方。
3,4コーナー中間、残り600mを切って、前の争いはタイトルがわずかに先頭だが、リバイバル・キッド・ベルオーブ・アサマも先頭集団にいる。エフフォーは6番手、ハダル7番手、ラーゴムとヴィクティは中団、ヴェローチェは中団よりやや後ろ目。
4コーナーのところでタイトルホルダーが先頭だが、直線に入ってすぐにエフフォーリアがタイトルをかわして前に出た。ダノンザキッドは後退してしまう。3番手争いからステラヴェローチェとレッドベルオーブ、さらにはアドマイヤハダルとヨーホウレイクも追い上げる。しかし、完全に抜け出したエフフォーが後続を引き離し、タイトルが2番手キープ。ヴェローチェとハダルがタイトルに迫ったが、それらを尻目にエフフォーリアが先頭でゴールイン!タイトルホルダーが2着を死守、そして内で頑張ったステラヴェローチェが3着。



【皐月賞 全着順】
1着 エフフォーリア    2分00秒6
2着 タイトルホルダー    3馬身
3着 ステラヴェローチェ   クビ差
4着 アドマイヤハダル    クビ差
5着 ヨーホーレイク     クビ差
6着 グラティアス
7着 ディープモンスター
8着 レッドベルオーブ
9着 ヴィクティファルス
10着 イルーシヴパンサー
11着 シュヴァリエローズ
12着 ワールドリバイバル
13着 ラーゴム
14着 ルーパステソーロ
15着 ダノンザキッド
16着 アサマノイタズラ

【払戻金】
単勝 ⑦ 370円
複勝 ⑦ 170円  ⑬ 490円  ③ 380円
枠連 4⃣-7⃣ 1,150円
馬連 ⑦-⑬ 4,300円
馬単 ⑦-⑬ 5,510円
ワイド ⑦-⑬ 1,540円  ③-⑦ 1,150円  ③-⑬ 3,560円
3連複 ③-⑦-⑬ 20,000円
3連単 ⑦-⑬-③ 82,320円


圧倒的な本命不在と言われていた今年の皐月賞は、単勝2番人気のエフフォーリアが圧勝。おととしのサートゥルナーリア、昨年のコントレイルに続き、今年も無敗の皐月賞馬が誕生しました。2着には8番人気のタイトルホルダー、3着には6番人気のステラヴェローチェが入りました。タイトルホルダーは3コーナーで先頭に浮上、直線でエフフォーに抜かれながらも、2着を守り抜きました。3番人気のアドマイヤハダルは4着、4番人気のヴィクティファルスは9着。
そして、1番人気のダノンザキッドはブービーの15着と惨敗。レース前の発汗の多さが目立ったし、スタート後の折り合いが悪かったこと、道中でアサマノイタズラとやりあっていた。3,4コーナー中間地点では先頭集団にいたけど、4コーナーで後退し始め、直線でズルズル下がってしまいました。「本当に2歳GⅠ馬なの?」と疑うほどの酷すぎる負けっぷり。ダノン軍団はクラシックで勝てませんなぁ。

デビュー4連勝でGⅠ初制覇を果たしたエフフォーリアは、前走の共同通信杯に続いての重賞連勝。エフフォーを管理する鹿戸雄一調教師は、スクリーンヒーローで勝った2008年のジャパンカップ以来、実に12年5カ月ぶりのGⅠ勝利であります。
鞍上の横山武史騎手は、デビュー5年目で嬉しいGⅠ初制覇。ゴール直後に左手を挙げてガッツポーズ、勝利インタビューでは笑顔も見せていました。そういえばタイトルホルダーも弥生賞で武史が乗ってた。武史騎手が騎乗した馬がワンツー独占ですか。お父さんの典弘騎手も1998年にセイウンスカイとのコンビで優勝しており、皐月賞では史上3組目の父子制覇も達成。偉大な父・典弘騎手を越えたし、立派な一流ジョッキーになりました。

昨年のコントレイルも強かったけれど、エフフォーリアもまた強い競馬で勝ちましたね~。道中はインコースでじっと我慢し続け、直線に入ってすぐに抜け出すと、あとは突き放すだけ。2着とは3馬身差、タイムも0.5秒差つけての完勝。中山コースは初体験、馬体重も前走から-10キロだったのに・・・。
皐月賞で3馬身以上の差で勝ったのは、ナリタブライアンとオルフェーヴルくらいで、2頭ともに三冠を達成したから、エフフォーリアも三冠制覇の可能性が高い!?昨年のデアリングタクトに続いて、エピファネイア産駒からまた三冠馬が生まれるのか?

クラシック初戦が終わり、桜花賞と皐月賞で無敗馬が優勝。ソダシに至っては白毛馬で初めてのクラシック競走制覇の快挙を果たしました。次のオークスでもソダシVSサトノレイナスの一騎打ち、ダービーではエフフォーリアの1強となりそう。今年も無敗の三冠馬誕生の瞬間が見られるといいですねえ。



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