10日から福岡ヤフオクドームで北海道日本ハムファイターズとの3連戦を戦っている福岡ソフトバンクホークス。10日の初戦は1-4で敗れましたが、11日の2戦目は序盤に3本塁打が飛び出して8-5で逃げ切り勝ち。開幕から不振が続いていたデスパイネ選手が2試合連続ホームランを放ち、復調の兆しが見えたか?12日の試合は、ソフトバンク・石川柊太VS日ハム・マルティネスの先発で始まりました。
両チームのスタメン
ソフトバンク 日本ハム
1(二)本多雄一 (左)大田泰示
2(右)上林誠知 (中)西川遥輝
3(中)柳田悠岐 (指)近藤健介
4(一)内川聖一 (一)中田翔
5(指)デスパイネ (三)レアード
6(左)中村晃 (二)横尾俊建
7(三)松田宣浩 (右)松本剛
8(遊)今宮健太 (捕)鶴岡慎也
9(捕)甲斐拓也 (遊)中島卓也
(投)石川柊太 (投)マルティネス
初回は両チームともに3者凡退に終わり、2回にホークス先発・石川が、日ハム4番・中田と松本にヒットを許し、2死1,3塁のピンチを背負ったが、鶴岡を1塁フライに打ち取り無失点で切り抜ける。ホークスはその裏、4番の内川がセンター前ヒットで出塁すると、2死3塁で松田が日ハム先発・マルティネスの3球目のストレートをセンター前に弾き返すタイムリーヒットを放ち、ホークスが先制点を奪います。
3回まで無失点ピッチングの石川は4回、1死を取った後にレアードに死球を与えますが、続く横尾を併殺打に仕留め、この回も0点。
石川の好投に応えたいホークスは、4回裏に先頭の柳田がマルティネスの2球目をフルスイング!センターへ高く上がった打球は、バックスクリーン左に飛び込んだ!柳田の今季初ホームランが飛び出し、ホークスに2点目が入ります。この後、内川の2塁打、デスパイネのヒットで無死1,3塁と追加点のチャンスを作りますが、1死後に松田が併殺打に倒れ、この回は1点止まり。
2点の援護を貰った石川は、5回に下位打線を3者凡退に抑えると、6回は近藤に2塁打を許すも、中田を捕手ゴロに打ち取りピンチを脱出。7回、レアードの四球、横尾のヒットで無死1,2塁のピンチを招く。一発で逆転される場面でしたが、松本を2塁ライナー、鶴岡をセンターフライ→飛び出した2塁走者が戻れずダブルプレー。日ハムのミスに助けられ、7回まで無失点に抑えました。
さらに追加点が欲しいホークスは、7回裏に2死1,2塁のチャンスを作りながらも、甲斐が3球三振に倒れて2者残塁。8回、代打・川島慶三がライト前ヒットで出塁すると、上林がしっかりと送りバントを決めて、1死2塁のチャンスを作る。追加点が欲しい場面で、柳田がマルティネスの初球を叩き、詰まりながらもセンター前に運ぶタイムリーヒット!2塁走者が生還し、ホークスに大きな3点目が入りました。
そして9回は守護神・サファテが3人で抑えてゲームセット。ホークスが3-0で日ハムを降しました。
パリーグ 2018年4月12日(木)
ソフトバンクVS日本ハム 3回戦 ヤフオク
(ソフトバンク2勝1敗、観衆30,861人)
日|000 000 000|0
ソ|010 100 01X|3
[勝] 石川 5試合 2勝
[S] サファテ 5試合 5S
[敗] マルティネス 3試合 1勝2敗
[本] 柳田 1号(マルティネス・4回)
日ハムとの3戦目は、ここまでホームランが無かった柳田選手にようやくホームランが出るなど、日ハム先発・マルティネス投手から3点をもぎ取りました。投げては今季初先発の石川投手が7回まで無失点の好投を見せ、8回以降は加治屋蓮→モイネロ→サファテの完封リレーでした。日ハムに連勝したホークスは、2勝1敗で2カード連続の勝ち越し。チームも6勝5敗で貯金1で3位に浮上しています。首位を行く西武とはまだ3ゲーム差。まだ先は長いけど、少しでもゲーム差を縮めたいですね~。
先発の石川投手は、7回まで110球を投げ、被安打4・6奪三振・3四死球・無失点。開幕から中継ぎで登板し、4試合で1勝1ホールド。今季5試合目の登板で先発に起用され、初回に3者連続三振の好スタートを切り、2回以降はランナーを出しながらも相手の拙攻に助けられました。無失点ピッチングで今季2勝目を手にした石川投手、エース・千賀投手の代役としての役割は果たせたと思います。
チーム全体で9安打を記録した打線は、柳田選手が4回の第2打席で待望の第1号本塁打、8回には3点目となるセンター前タイムリーヒットを放ち、2安打2打点の活躍。開幕から46打席目での初アーチって、結構時間かかりましたね~。産みの苦しみから脱し、ここから勢いづくといいんですが…。他にも、デスパイネ選手と内川選手が2安打のマルチヒット。2人とも2試合続けての複数安打。柳田・内川・デスパイネのクリーンナップトリオが復調してきたかな?
ホークスはこの後、千葉ロッテマリーンズとの「九州新幹線シリーズ」が控えています。14日は熊本の藤崎台県営野球場、15日は鹿児島県立鴨池野球場で行われます。特に14日の試合は、2016年に発生した「熊本地震」から2年目の日です。熊本のファンに勝利をプレゼントできるでしょうか。