気がつけば2016年も12月に突入。残すところあと1ヶ月となっちゃいました。12月1日は今年1年の世相を反映した言葉を決める「2016ユーキャン新語・流行語大賞」が発表されました。今年は「ゲス不倫」、「文春砲」、「センテンススプリング」、「ポケモンGO」、「アモーレ」、「君の名は。」、「PPAP」などがノミネートされましたが、トップ10&年間大賞に選ばれたのはどの言葉か?
年間大賞&ベスト10は次の通り。
「大賞受賞語」
・「神ってる」:緒方孝市監督、鈴木誠也選手(広島東洋カープ)
「トップテン受賞語」:受賞者
・「ゲス不倫」:週刊文春編集部
・「聖地巡礼」:冨田英揮氏(ディップ代表取締役社長 兼 CEO)
・「トランプ現象」:なし
・「PPAP」:ピコ太郎(シンガーソングライター)
・「保育園落ちた日本死ね」:山内志桜里氏(衆議院議員)
・「(僕の)アモーレ」:長友佑都選手(伊・インテル)、平愛梨(女優)
・「ポケモンGO」:株式会社ナイアンティック、株式会社ポケモン
・「マイナス金利」:日本銀行
・「盛り土」:受賞者辞退
「選考委員特別賞」:受賞者
・「復興城主」:熊本市
年間大賞には、今季25年ぶりのセリーグ優勝を果たした広島東洋カープの鈴木誠也選手の活躍ぶりを表現した「神ってる」が選ばれました。トップ10には「アモーレ」、「ポケモンGO」、「ゲス不倫」、「PPAP」などが選出。また、「選考委員特別賞」には、熊本地震で甚大な被害を受けた熊本城の支援を募る制度「復興城主」が選ばれました。
年間大賞の「神ってる」は、「神がかっている」を短縮したもの。元々は緒方監督の長男から聞いた言葉なんだそうです。表彰式に出席した鈴木選手も「僕自身が言ったわけではないけど、選ばれて嬉しい」とコメント。鈴木選手は、オリックスとの交流戦で2試合連続サヨナラ本塁打。さらに3戦目にも8回裏に決勝本塁打を放ち、「3試合連続決勝ホームラン」を達成。その活躍が評価され、「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞年間大賞」も受賞しました。
今季のカープは鈴木選手だけでなく、沢村賞投手のジョンソン投手、MVPの新井貴浩選手、今季限りで引退した黒田博樹投手、丸佳浩&菊池涼介の「キクマルコンビ」などが活躍し、球団新記録となるシーズン89勝をマーク。日本一こそ逃しましたが、広島カープ全体が神っていた1年でした。
流行語大賞の表彰式には、インテル・長友選手の「アモーレ」である平愛梨さんも登場し、「こんな賞をいただけて嬉しい」と感涙。「アモーレはとても大切な言葉。一緒に頂けた賞を大切にしたい」と述べました。長友選手もツイッターで「アモーレを選んでいただきありがとうございます」とつぶやきました。長友選手と平さんは、2017年1月に結婚予定です。
「PPAP」で受賞したピコ太郎さんは電話で登場。アカペラで「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」を熱唱しましたが、伴奏とズレが生じて「事故ってる?」と発しました。「PPAP」はYoutubeで9300万回も再生されていて、アメリカのドナルド・トランプ次期大統領の孫娘もハマっています。ピコ太郎フィーバーは年末年始に向けてさらに過熱の予感。ただ、来年の正月過ぎ以降が正念場となる恐れも…。「PPAP」に次ぐ新たなヒット曲を生み出さないと消えるかもよ。
今年は全国的に大ブームを巻き起こした「ポケモンGO」、あるいは「センテンススプリング」か「ゲス不倫」といった週刊文春関連の言葉が大賞に選ばれるかと思っていたんで、「神ってる」の大賞は意外な感じがしました。「神ってる」は野球ファンの間で流行っていたかもしれないけど、一般の間では「ゲス」と「アモーレ」に劣る気がするんだけど…。昨年も「トリプルスリー」が大賞に選ばれたので、プロ野球関連は強いなと思いました。