らふ@ハッピーアワーで
ナカミヤさんを出て向かった先は人宿町です。
こちらにかねて目を付けていたお店がありました。
というのはこの看板ですね。
「ハッピーアワー お通し三品に生ビールで600円」
これはもう入るしかありません。
お店の名前は、「らふ」さんです。
あれ、この名前はどういう意味なんでしょうか。
「いらっしゃいませ」
お店は先客がおらず、私が一番乗りのようです。
あとで聞いたお話では、こちらのお店は夜遅くなってからのお客さんが多いということでした。
たぶんその理由でハッピーアワーをやっているんでしょう。
ドリンクはどれでもいいようでしたが、お勧めの生ビールにしました。
中ぐらいのグラスで出てきた生ビールは本日初めてですから、のど越しが最高です。
お店は中年のご夫婦らしいお二人でやられている様子でした。
すぐに出てきたのは、「お通し三品」です。
柔らかく煮た里芋、牛筋の煮込み、そしてホタルイカでした。
どれもしっかりと手間が掛かっていて、いわゆるお通し力があります。
一品料理の半分ほどが盛られているので、見映えもします。
いつものように写真を撮っていると、御主人から聞かれてドキッとしました。
さては撮影禁止かと恐縮しましたが、そういうことではなく単に珍しがっただけでした。
一人でのんびり飲むのが好きだと言ったら、私もそうですと同感してくださいました。
二人きりだからといって、気遣って話しかけられるのも悪くはありませんが、無理にしていただくのは気が引けます。
たまにはお話し好きのお客さんもいますが、居酒屋さんはお酒を飲みに来る場所で、憂さ晴らしのものではありません。
のんびりと傍らのテレビを肴にビールをいただきます。
そして二杯目のお酒は、日本酒を定番のぬる燗でお願いしました。
こちらは1合で500円。
1杯目は奥さんがお酌をしてくださいました。
たまにはこういうサービスも良いものです。
さて、カウンターの右端に不思議なものを発見しました。
はて、この行灯はどこかで見たことがあるような気がします。
酔いの回った頭で何とか思い出そうとします。
そして気が付きました。
「御主人、この照明ですが、ひょっとしたらなまくらさんの物ではないですか ?」
「ええ、ナマズとクラゲさんから記念にいただいたものです」
やっぱりそうでしたか。
だいぶ前にそのお店の御主人が亡くなって、その時に譲り受けたと言うことでした。
そのお店、「ナマズとクラゲ」さんは静岡市の繁華街にあったお店で、私は20年ほど前に毎週通っていたことがありました。
そのお店は不定期にお休みがあったこともあり、いつの間にか足が遠ざかっていましたが、気が付くと閉店されていました。
御主人はその、「ナマクラ」さんの常連客だったということでした。
不思議なご縁があるものだと、行灯を見ながら感慨に耽ります。
たまにはこのお店に来て、ナマクラさんを偲ばなくてはいけませんね。
そんなわけで少しばかり時間が掛かりましたが、こちらのお店は二杯で無事終了です。
なお、定休日は月曜で日曜日は営業されているということなので、これもメモしておきました。
お会計は表示通りの1100円でした。
お店を出る時に肝心の、「らふ」の理由を聞き忘れたことに気が付きました。
まあこれは次回のお楽しみにしておきます。
ごちそうさまでした。
ナカミヤさんを出て向かった先は人宿町です。
こちらにかねて目を付けていたお店がありました。
というのはこの看板ですね。
「ハッピーアワー お通し三品に生ビールで600円」
これはもう入るしかありません。
お店の名前は、「らふ」さんです。
あれ、この名前はどういう意味なんでしょうか。
「いらっしゃいませ」
お店は先客がおらず、私が一番乗りのようです。
あとで聞いたお話では、こちらのお店は夜遅くなってからのお客さんが多いということでした。
たぶんその理由でハッピーアワーをやっているんでしょう。
ドリンクはどれでもいいようでしたが、お勧めの生ビールにしました。
中ぐらいのグラスで出てきた生ビールは本日初めてですから、のど越しが最高です。
お店は中年のご夫婦らしいお二人でやられている様子でした。
すぐに出てきたのは、「お通し三品」です。
柔らかく煮た里芋、牛筋の煮込み、そしてホタルイカでした。
どれもしっかりと手間が掛かっていて、いわゆるお通し力があります。
一品料理の半分ほどが盛られているので、見映えもします。
いつものように写真を撮っていると、御主人から聞かれてドキッとしました。
さては撮影禁止かと恐縮しましたが、そういうことではなく単に珍しがっただけでした。
一人でのんびり飲むのが好きだと言ったら、私もそうですと同感してくださいました。
二人きりだからといって、気遣って話しかけられるのも悪くはありませんが、無理にしていただくのは気が引けます。
たまにはお話し好きのお客さんもいますが、居酒屋さんはお酒を飲みに来る場所で、憂さ晴らしのものではありません。
のんびりと傍らのテレビを肴にビールをいただきます。
そして二杯目のお酒は、日本酒を定番のぬる燗でお願いしました。
こちらは1合で500円。
1杯目は奥さんがお酌をしてくださいました。
たまにはこういうサービスも良いものです。
さて、カウンターの右端に不思議なものを発見しました。
はて、この行灯はどこかで見たことがあるような気がします。
酔いの回った頭で何とか思い出そうとします。
そして気が付きました。
「御主人、この照明ですが、ひょっとしたらなまくらさんの物ではないですか ?」
「ええ、ナマズとクラゲさんから記念にいただいたものです」
やっぱりそうでしたか。
だいぶ前にそのお店の御主人が亡くなって、その時に譲り受けたと言うことでした。
そのお店、「ナマズとクラゲ」さんは静岡市の繁華街にあったお店で、私は20年ほど前に毎週通っていたことがありました。
そのお店は不定期にお休みがあったこともあり、いつの間にか足が遠ざかっていましたが、気が付くと閉店されていました。
御主人はその、「ナマクラ」さんの常連客だったということでした。
不思議なご縁があるものだと、行灯を見ながら感慨に耽ります。
たまにはこのお店に来て、ナマクラさんを偲ばなくてはいけませんね。
そんなわけで少しばかり時間が掛かりましたが、こちらのお店は二杯で無事終了です。
なお、定休日は月曜で日曜日は営業されているということなので、これもメモしておきました。
お会計は表示通りの1100円でした。
お店を出る時に肝心の、「らふ」の理由を聞き忘れたことに気が付きました。
まあこれは次回のお楽しみにしておきます。
ごちそうさまでした。