来々軒＠桜木町

来々軒＠桜木町



　今日のランチはレトロなラーメン屋さんにやってきました。
駒形通りを一つはずれた路地裏にある中華店、「来々軒」さんです。
嬉しいことに日曜日でも営業されています。



　洗いざらしの白い暖簾をくぐって、お店に入りますと、他にお客さんはいらっしゃいませんでした。
カウンターだけのこじんまりとしたお店で、私は左端の席に座ります。
お冷やが出て、注文は「ラーメン（４５０円）」です。
じつははいる前には、「ワンタンにビール」の予定でしたが、突然の変更になってしまいました。

　まあ単に気まぐれなだけですが、何となく昼酒には侘びしい感じで、平凡な注文になりました。
お店は年配のご夫婦でやられているようで、さっそく御主人がお湯を沸かし始めます。
まだ開店間もないんでお湯が沸いていないという状態でしたから、これは少し時間が掛かりそうです。
奥さんはあらかじめ具の手配をされていました。



　それでもラーメンですから時間はさほど掛からずに出来上がりました。
カウンターの前からラーメン登場です。
これはスッキリとした丼ですね。



　具にはチャーシューが二枚にナルトも二切れ、そしてメンマという常連さんの勢揃いです。
４５０円というお安い値段の割りにはしっかりとした具でした。
ではコショーを掛けていただきます。

　麺は普通の中細麺で、茹でかげんは多少固めでした。
そしてスープは醤油の勝った味で、かなりシンプルなものです。
良く言えば飽きない味、悪く言えば、いや言えません。
メニューを見ますとかなり古いですから長く値上げしないでやっていらっしゃるんでしょう。

　こちらのお店には二回目か三回目でしたが、相変わらずの昭和を感じさせる中華やさんです。
どのメニューも安いし、定番のものがそろっていました。
焼きそばに硬いのと柔らかいのがあるのが面白かったです。
女将さんは何か用事があるらしく、途中でお店を出ていってしまいました。

　のんびりとテレビを見ながら、あっという間に完食でした。
やっぱりワンタンにすれば良かったと、少し後悔しましたが、これもまた修行でしょうか。
お会計をしてお店を後にしました。
静岡一番のレトロ店、昔風のラーメンでした。

　ごちそうさま。