静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文と居酒屋放浪記です。
土曜と日曜はお休みです。

太和飯店@新宿

2023年03月09日 07時19分46秒 | グルメ

太和飯店@新宿

 

 3月7日火曜日、今日は今季初の東京ツアーです。
まずは朝午前8時7分発の鈍行列車で静岡駅を出発しました。
しばらくぶりに在来線のホームに行きましたが、いつの間にかトイレが変わっていてとまどいました。
あいかわらず乗客のマナーはよく、マスクの着用率は100パーセントですね。

 列車は順調に進んでいって、富士川では珍しく小学生の団体が乗り込んできました。
これは社会見学なのかな。
車内は思ったよりも混んでいて、これはそろそろコロナも回復してきたということでしょうか。
しかし、電車の窓が開けてあることもあり、風が強く吹いています。
今日は気温が高いので大丈夫ですが、寒い日には大変かな。

 熱海駅で乗り換え、さらに小田原でも乗り換えて、最終目的地の新宿駅に着きました。
この新宿駅ではいつも迷います。
なぜかというと大体いつもどこかで工事をしています。
そこで近道をしようとするとこれが大体勘違いになる。

 

 もう百回以上も来ている駅なのに、かなりの確率で遠回りをする羽目になります。
そこで最近は確実な経路を優先するようになりました。
まずは一番よく知っている東口を出て、そこから徒歩で目的地に向かいました。
本日のランチは中華です。

 

 私の場合、今まではプリントアウトしておいた地図を見ながら探していましたが、最近ようやくスマホが使えるようになりました。
最初は苦労しましたが、これにもだいぶ慣れてきて、今回もそれに助けられました。
新宿駅から歩いて20分ほど、ようやく目的のお店にたどり着きました。
こちらがそのお店で、「太和飯店(たいわはんてん)」さんです。

 

 私のブログにもいろいろと鋭いコメントをいただくジャンさんが行きつけにされているお店で、前からずっと気になっていました。
あらためて見てみると思ったよりもこじんまりとしたお店ですね。
そして店頭には食品サンプルが並んでいます。
こういうお店には外れが少ないですね。

 

 そして目立つところにつるされているのが「本日のサービスメニュー」です。
肉ニラ炒めに小ライス、そしてミニラーメンで600円とはお値打ちのメニューですね。
もちろんこのサービスメニューが食べたくてここに来たというわけです。
では中に入りましょうか。

 お店は縦に長い造りで右側が厨房です。
そこに面して細長くカウンターが並んでいて、奥には四人掛けのテーブル席が二組ほどありました。
私が入った時点でもうほぼ満員という状況でしたが、幸いに入口すぐの場所が一つ空いていました。
先客の器が残っていましたが、ここでいいかと女性の店員さんにお断りします。

 

 よろしいということでその端席に座りました。
すぐにお冷やが出て、注文を告げます。
「サービスを」
一瞬戸惑って、女性から帰ってきた言葉が「定食ですか」でした。

 

 何しろ初めて入るお店ですから、私もうっかりしていました。
「はいそうです」
そうかサービス定食ということなのか。
すんなりと注文が通って、後は待つだけです。

 私のちょうど目の前が調理場になっています。
そこでは年配女性の調理人が一心不乱に鍋を振っていました。
店員さんはお二人でたぶん母娘なんでしょう。
おふくろさんが料理を作り娘さんが盛り付けに配膳という連携ぶりは素晴らしいものがあります。

 そしてまずは私のお隣のお客さんにそのサービスメニューが出てきました。
しかしラーメンが普通の大きさでした。
これは100円を追加するとミニサイズではなく普通サイズになるというサービスのまたサービスでした。
つまり700円で普通のラーメンプラスおかずにライスが食べられるわけです。

 このサービスメニューは大人気で半分以上のお客さんがこの注文でした。
しかし通常価格ではラーメンは600円ですから、どういう計算なんだろうかね。
しばらくたって、私の前の場所にトレイが置かれました。
そこに小皿が並んでいきます。

 これはどういうことなんだろうかと訝しく思っていたら、ここで予想以外の出来事が起こりました。
女将さんが料理の入ったお皿をそこに置いて
「おまちどうさまです、肉ナス炒めです」
そのトレイに乗った定食を差し出すではないですか。

 

 思わずぎょっとしましたが、慌ててそれを受取ります。
さすがにこの時点で私の注文と違うよということはできませんが、一体どうしたんだろうか。
よく考えてみると私の言い方が悪かったんでしょう。
常連さんならともかく、初めてきたお客が「サービス」なんて気取った注文をしてはいけません。

 店員さんには「サービス」が「なす」に聞こえたんでしょう。
そこで「定食ですか」と聞き返したというわけだと推理します。
アホな私もそれに頷いたのでこれが通ったということだと思います。
全く想定外ですが、事ここに至ってはともかく肉ナス炒め定食をいただきましょう。

 

 まずはメインの肉ナス炒めで、そこに冷ややっことお新香にご飯とお味噌汁の付いた定食でした。
お味噌汁の具はワカメで、量もたっぷりあって熱いです。
まずは肉ナス炒めをいただきましょう。
しかし単品で肉ナス炒めを食べるのは人生で初めての体験です。

 出来立ての肉ナス炒めは、なんと絶品でした。
絶妙に炒められた茄子とピーマンがうまく合わさっています。
この味付けは最高ですね。
これをおかずにご飯がどんどん進んでいきます。

 私は通常ではご飯は小盛が多いのですべて食べられるかと不安でしたが、そんなことはありません。
豚肉もよく合っているし、これは美味しい定食だな。
初めていただいた肉ナス炒めですが、なぜ今までこれを食べなかったんだろうと、悔やむほどの美味しさでした。

 さて、私がお店にいる間にもどんどんとお客さんが入ってきます。
もちろんお昼時だということもあるんでしょうが、それにしても大人気のお店ですね。
お客さんはすべて男性客で、ご近所の方なんでしょう。
これを二人で回してくとは恐るべき連携ですね。

 一気呵成に肉ナス炒めを食べきって、ここでお会計をします。
予定とは違いましたが、大満足のランチタイムでした。
お店を出ると若い女性がお一人中に入っていくところでした。
これはたぶんサービス狙いなんだろうな。

 

 ごちそうさまでした。

コメント (2)
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