静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

加寿屋 法善寺@大阪なんば

2023年06月17日 07時12分27秒 | グルメ

加寿屋 法善寺@大阪なんば

 さて、「赤垣屋」さんにいるときに次に行くお店を検討しました。
そして結論は先ほど振られた「かすうどん」のお店を探そうということになりました。
今はネットで検索ができるので、こういうときに便利ですね。
とはいえ出来れば近くのお店が良いです。

 

 そこでなんばの近くという検索をするとあるお店が見つかりました。
では、そちらに向かいましょうか。
歩いていくと途中に豚まんで有名な「551蓬莱」のお店が見えました。
まだ早い時間ですがさすがに数名のお客さんが並んでいますね。

 

 そして急きょの予定変更でしたが、意外にもすんなりとお店が見つかりました。
こちらが、「加寿屋法善寺」さんです。
お店の開店時間は午前11時で、現在の時間は11時22分でした。
しかしお店に入ろうとするとその前には若い男女のカップルが立っていました。

 

 

 大きなトラベルケースを持ったお二人で、言語からすると韓国から旅行に来ているようです。
そしてお店を見ると満席でした。
お二人のケースの上に551の紙袋が置いてあるのがいいです。
私たちもその後に並んで待つことにしました。

 

 お店のすぐ近くには「づぼらや」さんの建物がありますが、こちらはだいぶ前に撤退されたようです。
考えてみると開店してすぐに席が埋まり、初回に入ったお客さんが出て来るまではだいぶ時間が掛かるようでした。
そして10数分待ってようやくお店の中から食べ終わったお客さんが出てきました。
それが全てグループ客だったわけです。

 

 そうか、全員が食べ終わるまで待っていたわけか。
後片付けが終わって、ようやくお店に入ることができました。
まずは先頭のお二人が入ります。
しかしこのぼろぼろののれんは凄いですね。

 

 そして私たちも入ります。
不思議なことに待っている間に私たちの後には誰も並ばず、行列は4人だけでした。
そしてお店ですがカウンターだけの8名ほどのキャパでした。
先客がうまく流れてくれたらもっとスムーズに入れたんでしょうが、まあこれは仕方がないか。

 

 メニューを見てもちろん「かすうどん(800円)」にしました。
店員さんは若い男性がお一人だけでした。
この方が一人で全部やっているんで時間が掛かるんでしょう。
特に後片付けもやるんでは、お客が全部出て行った後のほうがやりやすいのかもしれません。

 

 そしてうどんはあっという間に出てきました。
すべてカウンターの向こう側から一つずつご主人が手で前に置いてくれます。
これが期待の「かすうどん」でした。
どういうものかといいますと、まずはうどんです。

 

 これは讃岐風ではなくあまり腰の強くないうどんです。
そして汁が秀逸でした。
関西風なのでしょうか、かつお風味ではなくコンブなどが主体になった優しい出汁でした。
いやいやこのうどんはいいぞ。

 

 そして特徴的なのが上に乗る具です。
メインは店名の通りで「油かす」です。
牛のモツを油で揚げたかすなんだそうですが、私は初めていただきました。
上置きには関西らしくとろろ昆布も乗っています。

 まずは一味唐辛子を振りかけていただきます。
これは期待通りの味でした。
コクのある「かす」が絶品ですね。
そのかすがうどんの出汁に溶け込んで、複雑なコクを生み出しています。

 私は関西風のうどんはめったにいただかないんですが、これならうどんは大阪に限るといっても間違いありません。
私たちの後からは一組のお客さんが入っただけで、お店は最後までゆったりしていたのが不思議です。
しかし「かすうどん」を生まれて初めていただきましたが、文化の違いは面白いですね。
あまりにも美味しくて、汁まで全部飲み干してしまいそうでしたが、今後のこともあるのでかろうじてそこは思いとどまりました。

 美味しくかすうどんを完食して、もちろん一番乗りでお店を後にしました。
これはまた食べたくなる味です。
かすやさん、ごちそうさまでした。

コメント
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