お気に入りのウツボグサ(シソ科)
雲は多めながらも概ね好天気である。そんななかJeepで「八丁峠」方面に向かった。まず見かけたのは淡紅色の花を咲かせはじめたネムノキである。これからしばらくの間楽しませてくれる。その近くの林では、テイカカズラ、ネズミモチオ、ミズキ、アカメガシワなどを見かけた。さらに奥へ奥へとすすんでいると、コマツナギに似た小低木、トウコマツナギ(中国原産の帰化植物)を見掛けた。これを撮り終え移動しようとしていると、山から道路へタヌキが下りてきた。その距離はおよそ20m、カメラを構えても驚く様子もなく時折餌を探す仕草をしたり歩き回ったりした。体長が70~80センチくらいはありそうな大物であった。さらに奥へとすすみ、峠近くの草地でオカトラノオが数株花穂をつけているのを見かけた。その近くでは未だに健在なヤマツツジも見かけた。峠にさしかかったところで、今年もササユリが咲いているはずだとその場を覘いてみたら、昨年同様わずか一株だけ咲いていた。よってこのササユリはとても貴重な存在であり、いつまでも生き延び且つ増えてほしいものだ。来年以降もそれを期待しつつ見守っていくこととする。これらのうち、今日の一枚は大好きなウツボグサとするほか、これまた大好きなオカトラノオを今日のもう一枚とする。以下、前記のトウコマツナギ、ミズキ、八丁峠のササユリなどをUPする。
オカトラノオ(サクラソウ科)
トウコマツナギ(中国原産の帰化植物:ここ近年、道路法面などでよく見かける)
ミズキ
貴重な存在~「八丁峠」のササユリ~
山から道路に下りてきたタヌキ(体長は70~80cmくらいかな)
友人から、これはタヌキではなくてハクビシンではないかとの指摘があった。一方、息子はこれを見て「アナグマだ」と言う。よって、よくよくネットで調べたら、ニホンアナグマと判明した。・・・下記URL参照・・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%B0%E3%83%9E
ニホンアナグマは、山地の森林や雑木林などに生息しているが、さまざまな環境に適応していて、里山や標高1,400mの高地でも姿を見せるとのこと。温暖な地域では冬でも活動するが、寒冷地ではクマのように「冬眠」するらしい。ニホンアナグマは狩猟の対象にもなっていて、俗に「タヌキ汁」といわれるものは本種の肉を使ったものであるとのこと。しかし近年は、外来種のアライグマとの競合も指摘、また「繁殖力」も低いことから、自治体によっては「絶滅危惧種Ⅱ類」や「準絶滅危惧種」などに指定されているという。