咲いた八丁峠のアケボノソウ(リンドウ科/センブリ属):アリさんが蜜吸いに
10月にはいって急に秋らしくなってきた。今朝も最低気温が15℃を下回り長袖シャツに上着がほしいほどだ。日中の最高気温も25℃くらいだと報じている。そんななか「宮野湖」方面に車を走らせ、その周辺を散策したのに続いて、「八丁峠」方面に向かい周辺も散策した。宮野湖周辺ではハナタテデやイヌコウジュ、ミズタマソウにマツカゼソウなどmm級の小さな花を咲かせた野草、黄色い花のまわりに毛のある5個の総苞片をつけたコメナモミ、紅紫色の特徴ある形の花を咲かせたツリフネソウなどを見かけた。八丁峠周辺では幾種類かの野菊を撮りつつ目的のアケボノソウの生える場所へ。予想したとおり可憐な花をいっぱい咲かせていたアケボノソウを確認。幾枚かカメラに収めしばらくその姿を見入っていた。そんなアケボノソウを今日の一枚とし、以下に前記のツリフネソウ、ミズタマソウ、マツカゼソウ、コメナモミなどをUPする。
おもしろい形の花を咲かせたツリフネソウ
mm級の小さな花を咲かせたミズタマソウ(アカバナ科)
これも小さな可憐な花を咲かせたマツカゼソウ(ミカン科)
コメナモミ(キク科)
花いっぱいつけだした野菊
草地で見かけた準絶滅危惧種のノカンゾウ(ユリ科/ワスレナグサ属)
「宮野湖」へ向かう道中で草地に二株ほど咲いているノカンゾウを見かけた。その仲間であるヤブカンゾウが6月下旬頃に咲くが、それより1か月以上遅れでノカンゾウが咲いているのを「川岸コース」の特定の場所で見かける。今年は時期を逸して確認できなかったが、本日は思いがけないところで、しかも10月に入って見かけた。仲間のヤブカンゾウはあちこちで群生しているのを見かけるも、ノカンゾウは稀にしか見かけない。そこでいろいろ調べてみたら、山口県では「準絶滅危惧種」に指定されている植物であった。