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2015/3/29 竹浦

2015-03-29 | 宮城の海
天候:晴れ
海況:凪
水温:5℃
透視度:2~4m

今週もやってきました、竹浦。
晴れ渡る空の下、港では漁師さんが養殖ホヤの作業中です。

昨年度の冬に種付けした稚ボヤが1年3ヵ月で指の爪ほどの大きさに育っています。

ロープ1本1本綺麗にしたあと棚に吊るし、2年後には出荷出来る位に育ちます。

さて、海の中は・・・。
立派なマボヤ群生、こちらは養殖じゃなくて天然物

まずは気になっていたクチバシカジカ抱卵をチェック!
一番心配だったのは、先週親が見当たらなかった卵の場所です。

順次ハッチアウトしているようでですが、今日も親がどこにもいません。
ここまできての育児放棄はあり得ないので、外敵にやられてしまったのか、それとも寿命が尽きたか・・・。

そういえば・・・石浜にいたアイドル・手乗りフサギンポのギンちゃんも・・・!!
2009年1月、抱卵の様子を見に行った時、卵塊の傍らに横たわっているギンちゃんの亡骸があって、ショックだったことを思い出します・・・。
元気だった頃のギンちゃん


クチバシカジカ、他の2ヵ所は順調な子育てです。

ハッチアウトの瞬間を狙いたいけれど、なかなかそう旨くはいきません。

クチバシカジカ抱卵が終盤に入ってきた今頃に、抱卵を開始するのがヒメフタスジカジカ!
 
今日は合計2ヵ所確認出来ました!
←逃げようとする親の尾びれ付近に卵塊
ピンク色の卵が魅力的です。

Mさんはヨツハモガニの不思議な行動をチェック!
  
ヒダベリイソギンチャクを抱え込み、中にハサミを入れてはモグモグモグ。
お櫃を抱えて盗み食いしている小僧のように・・・。

こちらは上記のギンちゃんとは違ってシャイなフサギンポ

ダンゴウオも繁殖シーズンに向かってお腹の大きなコがうろうしてます。


寒い時期ならではのオホーツクトゲモエビ
赤くて綺麗な個体

穴の中にはヤリイカの卵
ハッチアウトはまだまだ先ですね。

他には
    
等など・・・。

写真はMさんのをお借りしています。ありがとうございます!


冷たい海の中にも春がやってきています。
チビちゃんたちを探しに潜りに行きましょう!