アリエルは今日も○○です!

最新のツアー情報やショップ情報をお届けします

ヒメフタスジカジカ卵保護スタート

2021-02-20 | 宮城の海
潜水地:女川町竹浦
ポイント:竹浦グロット&弁天島&湾内ナイト
天候:曇り時々晴れ
海況:風波有り
水温:7~8℃
透視度:7~8m

本日はお昼スタートで2ボート、日没後にナイトダイビングの合計3ダイブです!


2月後半に入り、水温が7℃台に突入!
そろそろかな~と思っていたヒメフタスジカジカの卵保護が、やっぱり始まっていました!!

まだメス1匹分の卵しかありませんでしたが、このコが強いオスだとしたら、これからどんどんメスが卵を産みにくると思います。

メンコガニも恋の季節です。
交尾前ガードでメスを離さないオスが見られます。


フサギンポはどの巣穴もハッチアウト完了しており、すでに子育てが終わっていましたが、
クチバシカジカ卵保護は2ヶ所とも継続中です。
 

ダンゴウオは、赤もピンクも見られて、ホヤダンゴも数個体確認しました。
ちょうど赤もピンクも大あくびをしてくれて、チャーミングなおとぼけ顔の撮影に成功♡
 

季節来遊のマツカサウオ幼魚、イセエビ、そしてボウシュウボラ、2月後半なのに元気でした。
 ヒトデ付き(笑
ボウシュウボラは越冬している個体がますます増えているようで、25㎝位の大きな個体が卵を産み付けているところも確認してきました。

ウミウシでは、ミツイラメリ、コトヒメ、ダイダイ、クロシタナシ、ガーベラミノ、シロホクヨウVer.オレンジ、コザクラミノ、スズヤカフシエラガイ、名前の判断が出来ない小さなミノウミウシなどが見られました。
 


コケギンポ、マガレイ、アイナメ、リュウグウハゼ、など。

日没を待ち、ナイトダイビングです!!


ハオコゼ、スジハゼ、サビハゼなどはナイトの定番生物です。
 

この時期に繁殖期をむかえ浅場に現れるのはトゲクリガニたち。
ちょうど食事タイムだったようで、貝を食べている個体と、大きな貝を抱えて走り去る個体が見られました。
 

久し振りにコモンカスベも出現!

こちらも食事タイムのようでした。

久し振りといえば、これも!! ツメタガイです。

貝殻の数倍大きな軟体(写真では砂の下に隠れていますが)を出しているけど、刺激を与えるとその殻に収まってしまうから不思議(今日は刺激してないよ)。
アサリを食べる貝なので、増えると困る地域も多いのです。
ツメタガイの卵もありました!!その形から砂茶碗と呼ばれます。なんと偶然隣に本物の茶碗が!!!

右が茶碗、左が砂茶碗。・・って言われなくても分かるか~。


ガジの仲間、タケギンポ、アサヒアナハゼ、アイナメ、アミメハギ、フサギンポ、ヒメフタスジカジカ、マダコ、スナエビ、など等・・。
 

女川ナイト、2月は初開催でした。
夏~秋は気温も水温も高いこと&日没が遅い=ナイトのスタートも遅いことから、昼スタートでも良かったのですが、
冬は気温も水温も低いこと&日没が早い=ナイトのスタートも早いため、身体の冷えがあまり回復しないままの3ダイブになるので、
冬場は午前2ダイブで、ランチしてログ付して、体力を回復させてからナイトダイビングを楽しんだ方が良いということが今回分かりました。
宮城では竹浦でしか出来ないナイトダイビング、今年も開催していきますので、どんどんリクエスト下さい☆彡