ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

魔王

2006-09-07 20:12:49 | 平々凡々

 

  焼酎ブームだ。焼酎の本場は鹿児島・宮崎だが、北九州でも20年ほど前から焼酎が広がり、今ではビールは始めの乾杯だけ、その後は焼酎に移る人が多い。

 焼酎の種類としては、芋・麦・蕎麦が代表的だが、その他に菱、胡麻、米、サトウキビ、大豆などもある。昔は芋の匂いが強烈なため、電車の中や家庭で嫌われるので遠慮する人が多かったが、最近は無臭に近くアルコールも25度の商品が出ているので、飲みやすくなった。このため、女性ファンも増えているようだ。

 

 焼酎は酒のように頭に響く二日酔いが無い、と言われている。私も、焼酎に替えて二日酔いが少なくなったように感じる。無茶な飲み方をしなくなったこともあるが。数年前までは、終点の門司港で起こされたことが再々あった。携帯も無かったので、タクシー代もバカにならなかった。

 

 清酒は酵母菌の環境温度から、熊本県の八代付近が醸造南限とされている。これより南は酒を作りたくても出来ないので、必然的に焼酎になったのだが、鹿児島では清酒は酒屋に置いてない。焼酎ばかりだ。熊本で学生時代を過ごしたが、薩摩隼人を自認する先輩と飲む機会が多かったのと、焼酎は安かったので、飲み会と言えば焼酎だった。

 

 我が家では、近くの酒類専門の酒屋で、樽焼酎の量り売りを買っている。

何石樽だか良く分からないが5000リットル位の大きな樽である。月に2、3回、空の容器を持って出かけている。

 

 醸造元は元来、その地の焼酎需要に応じるだけの小さなところが殆どなので、全国の需要に応じられるほどの量は生産できない。また、原料の芋も不足していると聞く。このため有名な森伊蔵や伊佐美、魔王などは欲しくても手に入らない幻の焼酎といわれている。私も、欲しくてたまらない、というほどではないが、手に入るのであれば手に入れて、正月などの親族寄りの時にみんなに飲んでもらいたいと思っている。何、それほど飛びぬけて美味しいわけではない。珍しいだけなのだが。

 

 ところがこの前、息子が宮崎の綾町(照葉樹林の原生林で有名なところです)に長期出張に行っているという工事会社の人と親しくなって、焼酎の話がでたときに、その方が魔王を紹介する、と言ってくださった。息子さんの伝手で手に入るらしい。喜んでお願いして手に入れたのが写真の3点セット。白玉醸造の「魔王」「白玉の露」と「綾ワイン」

 

 実は、魔王は10年位前にあるメーカーの方から頂いたのだが、当時はその価値が良く分からなくて、一人で飲んでしまった。今回は、弟たちや義兄さんたちに飲ませたい。婿さんが飲まないのが残念でたまらないが。

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コメント (20)
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