ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

霧島高千穂旅行(その3)

2006-09-29 21:22:08 | 紀行

国見が丘 日の出

 

旅行3日目、朝530分、ぱちんと眼が開いた。そうだ、国見が丘だ。妻を起こして服を着て部屋を飛び出す。外は暗いが薄明というのであろうか、だんだん明るくなってきている。観光地図を頼りに国見が丘を目指して車を走らす。ホテルから7分といわれていたが、道を間違わないように注意していったので、結局頂上には6時ちょうどくらいについた。

 

すばやく降りた妻が見晴らしの良い場所に駆け寄って叫ぶ。

 「きれいな雲海! すごい!」 

あわてて、駐車してカメラを持って車から飛び出た。見ると、なるほど雲海がきれいに沈んでいる。遠くの山の稜線が黒々とはっきりして、谷間には白い雲が浮かんでいる。日の出は65分と言っていたので、日の出直前だ。他にも数組、先客が来ていてカメラを向けている。妻はよっぽど嬉しかったんだろう、しきりに感激している。

 

国見が丘 日の出前(左が東方向、右が北方向の山々)

  

ところが数分すると、雲海が壊れ始めた。霧となって上空に駆け上るというか、散ってゆくのだ。あっという間に雲海がなくなった。と、この時にバスが来て団体が降りてきた。彼らは、今日は残念ながら雲海はなかったのね、と話し合ってる。もう3分早ければ、雲海が見えたのに、といいたくなったけど、言わないのが大人の分別だ! 

 

しばらくすると、お日さまが上がってきた。日の出だ。山の間から光が射す。見る間に光は大きくなって太陽が完全に出た。ご来光を仰ぐのは何年ぶりだろう。思わず合掌した。

 

 

 大満足して、ホテルへ帰る。バイキングの朝食の後、高千穂峡へ散策に出かけた。途中、栗の実が散らかっていた。上を見ると大きな栗の木が実を付けている。それがはじけたり、風で落ちているのだ。手分けして拾ったが、車でつぶされているのが多く、結局10数個の収穫だった。

 

 渓谷の歩道を歩く。朝だというのに結構お客がいる。観光客だ。天気がいいので楽しそうだ。有名な真名井の滝の渓谷ではボートが浮かんでいる。早速妻とボートに乗る。妻は夫の腕を信用していないのか怖がるが安心せよ、とますます突き出た太っ腹を示して記念だから、と納得させた。(乗ってすぐに腕前を信じたようだ) 

 

 ボート上から真名井の滝の景観

 

 ボートには昨日の神楽の4人連れがペアで乗っていたり、ホテルの食堂で見かけた夫婦連れなど結構見かけた顔があった。やはり高千穂の観光には不可欠なスポットなのだろう。私も積年の思いが叶って良かった。

 

 ホテルに戻ってチェックアウト。高千穂見物をした後は帰るだけだ。天岩戸神社、天安河原、くしふる神社などを見学し、最後にトンネルの駅に寄った。廃止したトンネル内に焼酎の樽を寝かせているのが売りで、「天孫降臨」「くろうま」などの焼酎を置いてある。義兄さんへのお土産に買った。

 

  

 ホテル高千穂とトンネルの駅の焼酎貯蔵

 

 すべての見物を終えたのが1時過ぎ。熊本経由で高速道を通って北九州へ。帰りついたのが5時過ぎ。長女が和音君を連れてレッスンに来ていた。久しぶりに逢った和音君に二人とも感激。旅の疲れも吹っ飛んだ。

 

 メーターを見ると、全走行距離915km。事故もなく、よく頑張りました。まだまだ、ドライブ技術は若いものには負けません。

 

コメント (19)
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