ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

無花果

2006-09-10 21:53:26 | 平々凡々

 

 9月、さわやかな秋、フルーツの秋だ。水蜜桃、梨、葡萄に加えてみかん、栗も出始めた。柿狩りやぶどう狩りにぜひとも行きたいと妻が云っているが、その妻が無花果を買ってきた。にこにこしている。よほど嬉しかったのだろう。妻は無花果大好き人間なのだ。

 

ところが夕食後、待ちかねるようにして味わったこの無花果は水気が多く、おいしくないとぶつぶつ言っている。私もお相伴したが、なるほど色艶の割りに甘みが少ない。時期的には今頃なので、ここ数日の雨のために味が落ちたのだろう。

 

北九州近辺では、無花果はフルーツの里、岡垣が有名だ。昨年も岡垣で買ってきた。たけのこ狩りや枇杷狩りでお世話になっているAさんの地域である。

 

しかし残念ながらAさん宅は無花果は栽培していない。が、地の人であり、無花果農家を知っている。どうにかなるだろうとAさんに相談すると、快く奥さんに購入させておくと嬉しい言葉。ありがたい。

 

そして、定時後にAさんと待ち合わせて、帰りに無花果を受け取った。奥さんの笑顔が嬉しかった。電車では衝撃を与えないように注意して持ち帰り、食後に頂いたが、甘みもあっておいしい。この前のコープで買ったものとは偉い違いだ。さすがに厳選された無花果だった。

 

  Aさん宅には秋が深まるにつれて、柿狩り、銀杏広い、山芋掘りと訪れる回数が増えることだろう。いつもニコニコしていやな顔をしない。いい人です。昨年はお米まで頂いた。そうそう、カボスも庭の木からちぎってくれた。焼酎に入れなさい!と暖かい奥方の言葉でした。Aさん、何から何までありがとう。大感謝です。

Aさんの奥さんから頂いたカボス。セーラさんに届けたい!

本文は8日(金)に書いたものです。upしたものが前後してます。すみません)

 

 

 

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地デジ

2006-09-09 15:07:18 | 平々凡々

 

  いよいよわが町、北九州においても地デジが始まる。101日だ。

  ところが昨日、会社で後輩が地デジ見てますか、と尋ねてきた。そうだ、試験放送が始まってるのだ、と瞬時に理解した。早速、我が家で映るかどうか確認した。すると、ちゃんと映っている。全放送局(NHK2、民放5)ではないものの、数局は試験電波を出しているようだ。

 

 さすがに国がてこ入れしているように、きれいに鮮明に映っている。アナログ受信とは全然違う。アナログはゴーストが多く、画面にうねりのような縞々が出て見苦しかったが、地デジはワックスを塗ったように光り輝いている。特に黄色系が鮮やかだ。

 

 和音君も2ケ月になりました。5000gを超えて順調に育っています。

 

大都市圏ではとっくの昔に放送開始されてるんだろうけど、中央から離れるに従って開始時期が遅くなってるようだ。群馬の義兄も我が家に来た時に、TVの映りが悪いのに驚いていたが、地デジを見慣れたらそうだと思う。ハイビジョンの大画像で生き物紀行などを見ると、心底癒される感じがする。

 

地デジ放送は双方向通信ができ、パソコンなどと組み合わせることで処理可能な情報が圧倒的に広がるのでいいこと尽くめのような気もするけど、アナログ放送が打ち切られるのは間違ってると思う。少なくとも、TVの平均寿命の2倍くらいは放送を存続させるべきだ。

 

ブログ仲間のKさんが述べているように、アナログ放送で充分だと思ってる人も少なくないはずだ。お年寄り世代にディジタルを押し付けても、迷惑がられるだけだろうし、新たに変換チューナーを全TVに取り付けるのは費用も労力もかかる。

 

我が家には、嫁に行った娘達が邪魔なので置いていった分も含めて、TV5台ビデオも5台ある。屋上のアンテナから各部屋にはアンテナ線が張り巡らされているが、全部をディジタル化するのはしんどい。釧路のkさんのように娘の部屋をパソコンルームにして避難場所としたいが、そこにはTVが必要になろうけど、薄型TVをこれ以上買う余裕は無い。TVを捨てるにしたって、廃棄費用を取られる。

 

ところで、カーナビはどうなるんだろうか? 最近の車は故障しないから、大事に使えば10年以上は持つ。私も新車を買う余裕はないので、今の車を大事に使いたいと思っているが、高い金だして備え付けたカーナビが使えないのは困る。買い替え費用も高いだろうし。

 

ディジタル化は、若い世代や裕福な層にはもてはやされると思うが、決して万能ではない。弱者のことも考えて欲しい。

 

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魔王

2006-09-07 20:12:49 | 平々凡々

 

  焼酎ブームだ。焼酎の本場は鹿児島・宮崎だが、北九州でも20年ほど前から焼酎が広がり、今ではビールは始めの乾杯だけ、その後は焼酎に移る人が多い。

 焼酎の種類としては、芋・麦・蕎麦が代表的だが、その他に菱、胡麻、米、サトウキビ、大豆などもある。昔は芋の匂いが強烈なため、電車の中や家庭で嫌われるので遠慮する人が多かったが、最近は無臭に近くアルコールも25度の商品が出ているので、飲みやすくなった。このため、女性ファンも増えているようだ。

 

 焼酎は酒のように頭に響く二日酔いが無い、と言われている。私も、焼酎に替えて二日酔いが少なくなったように感じる。無茶な飲み方をしなくなったこともあるが。数年前までは、終点の門司港で起こされたことが再々あった。携帯も無かったので、タクシー代もバカにならなかった。

 

 清酒は酵母菌の環境温度から、熊本県の八代付近が醸造南限とされている。これより南は酒を作りたくても出来ないので、必然的に焼酎になったのだが、鹿児島では清酒は酒屋に置いてない。焼酎ばかりだ。熊本で学生時代を過ごしたが、薩摩隼人を自認する先輩と飲む機会が多かったのと、焼酎は安かったので、飲み会と言えば焼酎だった。

 

 我が家では、近くの酒類専門の酒屋で、樽焼酎の量り売りを買っている。

何石樽だか良く分からないが5000リットル位の大きな樽である。月に2、3回、空の容器を持って出かけている。

 

 醸造元は元来、その地の焼酎需要に応じるだけの小さなところが殆どなので、全国の需要に応じられるほどの量は生産できない。また、原料の芋も不足していると聞く。このため有名な森伊蔵や伊佐美、魔王などは欲しくても手に入らない幻の焼酎といわれている。私も、欲しくてたまらない、というほどではないが、手に入るのであれば手に入れて、正月などの親族寄りの時にみんなに飲んでもらいたいと思っている。何、それほど飛びぬけて美味しいわけではない。珍しいだけなのだが。

 

 ところがこの前、息子が宮崎の綾町(照葉樹林の原生林で有名なところです)に長期出張に行っているという工事会社の人と親しくなって、焼酎の話がでたときに、その方が魔王を紹介する、と言ってくださった。息子さんの伝手で手に入るらしい。喜んでお願いして手に入れたのが写真の3点セット。白玉醸造の「魔王」「白玉の露」と「綾ワイン」

 

 実は、魔王は10年位前にあるメーカーの方から頂いたのだが、当時はその価値が良く分からなくて、一人で飲んでしまった。今回は、弟たちや義兄さんたちに飲ませたい。婿さんが飲まないのが残念でたまらないが。

 <o:p></o:p>

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芦屋アジ釣り

2006-09-05 20:48:32 | アウトドア

  遠賀川河口

 9月になって急にさわやかになった。朝5時半、目覚ましがなる寸前に、眼が覚めた。まだ薄暗いが、空は快晴。気持ちよい日曜日の朝だ。

 

 6時。はまさんが車で迎えにきた。秋の行楽シーズンの手始めは、芦屋でのアジ釣りなのだ。はまさんとは8月の始めに油谷湾でキス釣りに同行して以来で、次はアジ釣りを、とお願いしていたものだ。

 

 はまさんには、車での送迎から、ゴムボート、釣竿・仕掛けまで、ぜ~んぶお世話になっている。実に有り難い、面倒見が良い人だ。今日の芦屋は、はまさんが先週、探索を兼ねて一人で釣行しており、その時はアジ・さば・キスなどかなり釣れたとブログで紹介している。

 

 車は国道3号線を西へ。朝が早いので黒崎駅前の渋滞に巻き込まれることもなく、順調に遠賀川河口へ。途中で、餌を買って7時に到着。玄界灘の荒波と言われるように、この海は日本海なので普段は波は高いが、今日はべた凪で、波は全然無く、小さなうねりが見られただけだった。

 

 さっそく、ボートを組み立てて出航。期待に胸が踊る。8時前だったが、沖ではもう15隻以上の漁船が錨を下ろしてアジ釣りしていた。私たちのボートもその間にもぐりこむ。

 

 アジ釣りはオキアミを使ったサビキ釣りが定番である。網かご付けて、サビキ付けて、錘を付けて、オキアミを網の中に入れて、さぁ開始。

1匹目は、はまさんに来た。大きなアジだ。竿がしなっている。ほどなく、私にも当たりが。リールが重い。待望のアジだった。

それから2時間、懸命に楽しんだ。

 

 釣果:アジ 18、やや小さいアジ 5

   :さば 9  :キス 1  :かます 1

 

 アジの一部

 家に帰り着いたのが2時。シャワーを浴びている間に、妻が捌いていた。アジ、さばなので、鮮度が大切だから自分の方が早い、ということだ。見ていると、なるほど手際がいい。あっという間に捌き終えた。夜はアジの刺身だ。楽しみだ。

 お刺身1人前

 

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ゴルフクラブの返信です。

先日、記事に載せた「ゴルフクラブ」のH君から返信が来ました。そのまま、紹介します。応援してください。

早速の掲載でありがとうございます。
 意外にも優しい(?)ご意見が寄せられているようですね。今後は平日の
ゴルフも堂々と行けるような家庭を築くべく,日々精進してきたいと思います。
 もともと「ゴルフ」って紳士のスポーツですから,嘘はいかんですよね。プレーそのものは勿論ですが,色んなところで,その人の人間性が良く出ますよね。
 そういった意味では,「ゴルフ」ってグリーン以外でも色んなことを教えてくれますよね。うーん奥が深いなーっ。小生,まだまだ修行が足りないようなので,せっせとグリーンに通って,自分に磨きをかけなければいかん!と思う今日此の頃です。
 堂々と平日ゴルフへ行けるようになったあかつきには,再度ブログへ掲載してください。また,宜しくお願いします。

 ※今年はスケジュール的に無理ですが,来年の6月~7月の梅雨の時期
   に「北海道でゴルフ」を企画しましょう。(またへそくり作りますので...)
   んーっ煩悩がなかなか消えません。修行に励まねば...

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宇美八幡宮

2006-09-04 21:11:45 | 平々凡々

 

 宇美八幡宮本殿

 

 土曜日、次女の腹帯も近くなってきたので、宇美八幡宮に参拝に行くことにした。この八幡宮は神宮皇后が応神天皇を産まれたところとして祭られ、安産・育児の神様として敬われている。私たちも長女が産まれる時から、ずっとそのたびに参詣に行っている。もう30年以上の付き合いだ。その御利益だろうけど、みんな健やかに育っている。もちろん和音君のときも参詣した。

 

 9月に入って急にさわやかになったので、ドライブを兼ねて小旅行として、急遽行くことでまとまったのだが、その日の朝次女が一緒に行く、と言い出した。仕事が休みで旦那は休日出勤だそうだ。

 

お参りなので午前中に行かなくてはと、10時に家を出発。戸締り用心を充分にチェックしたのは当然だ。次女を拾って、都市高速から九州縦貫道へ。福岡インターで降りて県道二日市線を南へ。20分ほどで宇美八幡宮に到着。11時半だった。いつもながら樟の巨木に圧倒される。根回り10m以上はありそうな樟が20本近くありそうだ。言い伝えが本当なら応神天皇の生誕を見守っていたことになる。樹齢2000年だ。

 

 樹齢2000年の樟

 

本殿に参拝したあと、妻と次女は社務所で腹帯を購入した。長女の時は色々と悩んでいたが、今度はすんなり買ったようだ。長女と同じものにしたのだろう。記念写真などを撮って参拝終了。帰るだけだが今来た道を戻るのでは芸が無い、ということで飯塚を抜けることにした。八木山峠を快適に走って、飯塚へ。

 

この地は炭鉱で栄えた町で、荒くれ男たちが遊び回った街である。五木寛之の「青春の門」で有名になったので知ってる人も多いでしょう。遠賀川の堤防の直ぐ横に、昔の栄華を留めた嘉穂劇場という芝居小屋が残っている。筑豊水害で水没して根太や廻り舞台などが壊れてもう駄目かと思っていたが、全国からの支援や芸能関係の強力な応援で復旧したところである。一度は見ておこうと寄ったが、中村勘三郎の襲名披露公演が開催されていた。思っていたよりも小さく、やはり地方の芝居小屋と妙に納得させられた。

 

嘉穂劇場 正面

 

2時を過ぎたので昼食を、とドライブインをチェックしながら車を走らせると、一太郎というでっかい鯛の看板の店があった。見てみると魚介物の店で、回転寿司もやっているようだ。早速車を止めて寿司屋に入った。昼間なのに人でいっぱいだったが、席は運良く空いていた。回転寿司は下関の唐戸市場が新鮮で安くておいしいが、この店もそう遜色なかった。ただひらめが無かったのが残念だったが、満足した。

 

新鮮な魚をお土産に買って帰路に着く。長女宅にお土産を渡す口実で寄った。もちろん和音君に会うためだ。元気に寝ていた。うつぶせになって。首を上げて寝返りみたいに方向をしきりに変える動きをしていた。もう首も強くなってきたようだ。娘たちの育成プログラムだろう。私たちの手から離れて心配していたが、丈夫に育っていて安心した。

私たちは精神的にも、お腹も、充分に満足して帰宅した。

 <o:p></o:p>

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クラブ

2006-09-02 20:15:22 | 平々凡々

 親しいゴルフ仲間の話である。40代の働き盛りで、社内でも飛び切りの美女を射止めた幸せ者だ。ころころした体形で、おおらかな感じがするが、実は繊細な神経の持ち主であり、よく気付く人だ。この性格が美女にお気に召したのであろう。大食漢タレントの石塚さん(?)をイメージすると間違いない。とてもよく似ている。

 

 このH君、若い頃は奥さんもゴルフをしており、二人で仲良くレッスンに通っていた。しかし、結婚すると子供が出来る。いまや二人の可愛い子供に恵まれて、幸せな家庭生活を送っているが、1昨年に副部長に昇進してゴルフの付き合いも多くなった。このため、丸い体を懸命に動かして、それなりにゴルフが上手になってきた。(実際、よく飛ぶ。私などは30ヤードも置いてゆかれることがある)

 

 そうなると、良いクラブが欲しくなるのも人の常。H君は、家計のやりくりと赤ちゃんの子育てで忙しい奥さんに迷惑をかけまいと、ひたすら小遣い・出張旅費を貯めた。そして1年、苦労した甲斐もあって、10万円のへそくりが出来た。彼は10万円を握り締めて、マイカーを運転してゴルフショップへ。

 そして念願のアイアンセットを現金!!で買ったのだ。経理屋であるH君は、高額の買い物は必ずカードを利用するが、意識的にカードを使わなかったのだ。それに、安く買えるネットも利用しなかった。それほど秘密にしたかったのだ。

 

クラブは車の中に積んでいるので、その場で古いクラブは下取りしてもらって、ニュークラブと入れ替えた。 奥さんは、バッグの中まで見ないし、クラブのメーカーも知らないので、これで完全犯罪完成だ!と確信していた。

 

ニューアイアンの切れ味は鋭く、購入して1週間後のラウンドでは、日頃のスコアを凌駕して眼を見張るものがあった。H君は意気揚々とバッグを担いで帰ったが、これからのゴルフ人生がばら色に輝いたことであろう。

 

そしてその晩、H君が夕食のテーブルに見たものは、ゴルフショップからの葉書がぽつんと1枚。夕食の代わりにきちんと揃えられて置かれていた。おそるおそる見ると、

「このたびはアイアンセットをお買い上げて頂き、ありがとうございます・・・・」

この話の続きは、H君は頑としてしゃべらない。

 <o:p></o:p>

H君はあいかわらず、元気で出勤しているし平日に休んでゴルフに行くときも、普通に出勤用のスーツ姿で家を出て、帰宅はいつもの時間に合わせている。愛妻家のH君、皆から好かれる人気者です。
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9月だ!

2006-09-01 20:57:17 | 平々凡々

 

 久しぶりにエアコンの入ってない寝室で眼が覚めた。昨夜来の雨は上がったようでカーテンの隙間から外の明かりが入り込んでいる。さわやかな朝だ。居間に下りてカーテンを開ける。向かいの駐車場を見下ろすと、路面はほぼ乾いており、朝焼けが今日の天気がいいことを示していた。

 

 今日から9月。学校も始まったようで、学生姿が多い。いつもの電車も座席確保をしてくれている我が母校の高校生の集団が、いつものようにかばんでシートを占拠している。日焼けした黒い顔が、またいつものおじさんだ!くらいの目つきでチラッと私をみた。今日は機嫌がいいので、いやな顔はしないよ、とこちらも見返す。

 

 最寄り駅から会社までは、ここ1ヶ月くらいバスに乗っていた。歩くと汗びっしょりになるので楽していたのだが、久しぶりに歩くことにした。駅の駐輪場整理のおじさんたちへの挨拶も久しぶり。あいかわらず笑顔で自転車の整理をしていた。

 

 川沿いの道を歩く。川面から吹き抜ける風が心地よい。もう秋だ!と実感した。川は濁流で水かさが多い。上流の雨がいっきに流れているかのようだ。葦が半分くらい増水した水に洗われている。

 

 たんぼのあぜ道に出る。児童の通学姿も久しぶりだ。たんぼでは稲穂が実を付け始めている。日射不足が懸念されていたようだが、まずまずの出来らしいと思いながら、右手を見ると鳩が数十羽、すずめが数百羽いっせいに飛び立った。おや、と良くみると、もう稲刈りが終わったたんぼである。そうか、落穂拾いではないが零れ落ちたもみをついばんでいるのだ。網をかぶせて捕ると焼き鳥が出来る、などとくだらない連想をしながら通り抜けた。

 

 ほどなく砂丘ぶどう園の横道へ。葡萄の出来を見たかったが、すべて収穫された後だった。枯れ始めたはっぱだけが繁茂していた。葡萄は4ヶ月くらいで収穫できてしまうんだ、とあらためて認識した。そういえば、この前飲んだ安心院のワインはおいしくなかったな、と関係ないけど思い出した。

 

 会社近くの民家では、もう柿が色づき始めていた。実が多く付いており、今年も出来はよさそうだ。知らないところで、確実に季節は移り変わっているんだ、と何となく感傷的な気分に。若い頃は気付かなかったことだ。年取ったせいだろうか。 

 

 遠賀のAさんのところへ今年も銀杏拾いと柿狩りに行かなくちゃ。今年は、はまさんも誘おうかな、キス釣りや枇杷の袋掛けでお世話になってるし、などと考えていると会社に到着。心地よい疲れだった。

 

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