花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

昆虫の越冬について、成虫越冬ツヤアオカメムシ、シマハナアブ、オオハナアブ他

2019-01-30 | 昆虫

 先日虫こぶについて投稿しましたので、その流れで昆虫の越冬について調べてみました。

 昆虫は変温動物(外部温度により体温が変わる)、従って活動時期が限られて、

 昆虫の活動温度は、10℃~30℃です。(因みに恒温動物は、哺乳類と鳥類だけです)

 従って最高気温さえ10℃を超えない日がありますので、

 虫さんはどこに行ったのでしょうか? 使命を果たして生涯を終えたのもいるでしょう。

 昆虫の変態とは、正常な生育過程において形態を変えること。

 卵→(孵化)→幼虫→(蛹化)→蛹→(羽化)→成虫

 (完全変態と不完全変態がありこのようにならないものも、オス、メスで違う等ある)

 昆虫の越冬は、越冬形態がそれぞれ違う。

 卵の姿で越冬するもの、幼虫の姿で、蛹の姿で、成虫の姿で越冬するもの、など

 成虫の姿で出てくれば分かりやすいが、その前の段階では素人では識別が難しい。

 

 *成虫の姿で越冬するもの・・・シジミチョウ、カメムシ、テントウムシなど。

 ▼ツヤアオカメムシ   カメムシ目カメムシ科カメムシ亜科

 カメムシは冬は暖かい所を求めて人家に潜り込んでいるかもしれません。

   グレビア の鉢の中にいました。19/1/14撮影。

 

  ▼シマハナアブ   ハエ目ハナアブ科ハナアブ亜科

 

 ▼オオハナアブ   ハエ目ハナアブ科ハナアブ亜科

 

        ▼ホソヒラタアブ     ハエ目ハナアブ科ヒラタアブ亜科

      

 ▼未定

 

   ▼ホソヒラタアブ    ハエ目ハナアブ科ヒラタアブ亜科

 

 基本的には、ハエやアブは成虫では越冬出来ませんが、暖房などの条件が整えば勿論越冬は可能で、

 日が当たり暖かくなれば出てくることは考えられる。 

 

 昆虫ではありませんが、

 ▼キセルガイ(煙管貝)  桜の木の幹の皮が剥がれた所を覗いたらキセルガイいっぱい越冬している?

 キセルガイとは、腹足網有肺目キセルガイ科に分類される巻き貝の総称で、カタツムリやナメクジの仲間。

 
       

  尚大部分は巻き方が左巻きですが、逆の右巻きをキセルガイモドキと言うらしい。

  因みに、ナメクジは冬眠します。卵ではなく、ナメクジの姿で越冬します。
  主に石の下や落ち葉の下で冬越しをします。

 

 カイガラムシ カメムシ目ヨコバイ亜目カイガラムシ科に分類される昆虫の総省。

 ▼ツノロウムシ  成虫で越冬し、5月下旬頃産卵し6月に孵化して幼虫が現れる。

 

 

 *幼虫の姿で越冬するもの・・・・オオムラサキ、アサギマダラ、カブトムシなど枯れ葉に付く。

 ▼ミノムシ(蓑虫) 

 ミノムシは日本に40種類ほどいるミノガと呼ばれるガの一種、オオミノガの幼虫に付けられた名前なのです。

 
        

  因みに先日の虫こぶは、中にそれぞれの幼虫が寄生して冬を過ごすようです。

   

  

 *蛹の姿で越冬するもの・・・・・カラスアゲハ、モンシロチョウ、など木の枝、葉に付く。

 

 

 ▼これは何? 何かの蛹と思われるが、未定 引き続き調査中

 シロヤマブキの木の枝分かれに付いていたもので、何かと思い触ったぽとりと枯れ草の中に落下し不明。

 

 

 *卵の姿で越冬するもの・・・・カマキリ  

 カマキリは、昆虫綱カマキリ目に分類される昆虫の総称。

 ▼カマキリは越冬出来ません自然界では12月上旬までで、室内で暖かくしても1,2月には死んでしまうようです。

  

  カマキリの卵は、正確にはいくつもの卵が入った泡に包まれた塊で、初は泡状ですが、徐々に硬くなっていく、

  通気性と断熱効果があるスポンジ状で、軽い衝撃にも強い、この塊(卵鞘:らんしょう)と言い、

  数回に分けて産む。

  ニシキギの木、ユキヤナギの木にたくさんたくさん付いている。

 

  調べ始めると次から次へと分からないことだらけで疑問になり短い時間では、まとまりがつきません。

  昆虫の寿命やら昆虫の住処など出てきますので、これらは次の機会に持ち越しです。

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