どこに行っても桜ばかりが目に付きますが、赤紫色の木蓮が白木蓮より
遅れて咲いているのを見ましたのでモクレン科の花として取り上げてみました。
モクレン(木蓮、木蘭、Magnolia quinquepeta もしくは Magnolia liliiflora、
中国では紫玉蘭と表記するが木蘭、辛夷、木筆、望春、女郎花とも呼ばれる)
花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名もある。今日では、
ランよりもハスの花に似ているとして「木蓮」と呼ばれるようになった。 by Wikipedia
▼ハクモクレン(白木蓮) 別名:ハクレン
モクレン科モクレン属、落葉高木、中国原産、花期:3月~4月、公園樹、庭園樹。
葉より先に枝先に大型の白花を付ける。花径10~15cm、木の上いっぱいに咲き、香りが高い。
▼コブシ(辛夷)
モクレン科モクレン属、落葉小高木、花期:3月~5月、公園樹、庭園樹、街路樹。
ハクレンと間違い易いが、花の向きが色々な方向で、花の付け根に葉が1枚付く。
小枝の先に直径6~10センチほどの芳香がある白い花が1輪ずつ開花する。
花弁は6枚あり、外側は赤紫色を帯びるのが特徴
▼シデコブシ(幣辛夷、四手辛夷) 別名:ヒメコブシ
モクレン科モクレン属、落葉低木、花期:3月~4月、庭園樹。
葉に先立ってわずかに紅色を帯びた白色の花が開く。
シデコブシの花は花弁12枚から18枚で構成される特徴を持ち、
ひとつひとつの花弁は4cm程の細長いリボン状になっています。
花びらが注連縄などに使われるシデ(四手/紙垂)に似ることから名付けられた。
▼ベニコブシ(ヒメコブシ)? シデコブシの変種。花、木やや小さい花弁は7枚以上と言われるが、
花弁裏側に赤い筋が入るものをいうのでベニコブシと違うかも?
▼モクレン(シモクレン:紫木蓮)
モクレン科モクレン属、落葉低木、中国原産、花期:3月~4月、庭園樹。
葉に先立って枝先に暗赤紫色の大型の花を開く。花弁は6個、長さ5~13cm。花には多少芳香がある。
尚、サラサモクレンと言うピンク色のモクレンがあるようです。
サラサモクレンは、モクレン(シモクレン)とハクモクレンとの交雑種で、
両者の中間の形質をもち、花色はほぼ白色~淡赤色~暗赤色など変化が多く、
花形や樹形などにも幅広い変異があり、多くの品種が作られている。
▼タイサンボク(泰山木)
モクレン科モクレン属、常緑高木、北米中南部原産、花期:5月~7月、公園樹、庭園樹。
枝先に大型の白花を開く、花径12~15cm、強い香りがある。
萼片は3個で花弁状、花弁は広倒卵形でふつう6個です。
少し早く咲き過ぎている感がしますが、タイサンボクでしょうか。
番外編
近所を歩いている時に黄色いモクレンを見かけました。
最初は白いモクレンが枯れて黄色いのかと思っていましたが、
調べたら黄色いモクレンもあるんですね。多分これがそううかも。
▼キモクレン(黄木蓮)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー