花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

昆虫観察、幼虫の姿が天女の羽衣に似ているベッコウハゴロモ。

2021-07-08 | 昆虫
前日のスジグロシロチョウの幼虫の続き版です。
一緒に投稿しようとしましたが、タイムアウトで分けさせてもらいました。

今回は、アジサイの花が終わり、茎に白い粉、毛(?)が付いていました。
良く見ると虫が動いているのがわかりました。


    
頭部分から、
後尾部分からでした。
    
どうもベッコウハゴロモの幼虫のようです、体長4mm前後。
似たのにアミガサハゴロモがいますが、本体の色がやや薄いようですので、
ベッコウハゴロモとしました。

幼虫は植物の茎にとまってその汁を吸いながら、
尻の部分からろうでできた細い糸のようなものを少しずつ出し、
ふさふさした大きな尻尾が付いたような姿になります。
その姿がまるで天女の羽衣のように見えることからこんな名前が
付けられたのだと言われています。 

ベッコウハゴロモ
カメムシ目ハゴロモ科、大きさ (翅端まで)9-11mm、時 期 7-9月
褐色地に2本の白線が入った翅を持つハゴロモの仲間。
 

ベッコウハゴロモの幼虫。腹端にロウ物質でできた毛束をもつ。 

*7/10追加分です。
本日幼虫を撮影したアジサイの葉に成虫になったと思われるベッコウハゴロモを見ました。
*これからも多く見られるでしょう。

ベッコウハゴロモがカメムシ目でしたので、
カメムシ目の幼虫から、
下の写真はどうやらオオトビサシガメの若齢幼虫のようです。
オオトビサシガメは、体長は23mm程度。
小さいものは20mmから大きいものは27mmにも達する とあり、
見た時は、1cm前後だと思っていたので小さ過ぎると思いましたが、
終齢幼虫は、茶色に変わり17mm前後とありましたので納得しました。
    
オオトビサシガメ
カメムシ目サシガメ科モンシロサシガメ亜科、大きさ 20-27mm、時 期 4-11月、
全身が茶褐色の大きなサシガメの仲間。
現在写真はありません、撮りましたら追加したいと思います。

よく見れば昆虫の幼虫も可愛いですね。
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