どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

"ALWAYS 三丁目の夕日"DVDを観ました

2006年06月08日 19時54分18秒 | 映画
掲示板や各種レビューを見て、あまりの高評価だし、買っても損はなかろうと、豪華版を買ってしまいました(^_^; 公開当時(今もやってるところがあるらしいですが)気にしつつも観ようかどうか考えている内に機会を逃してしまって…。

で、早速観たんですが、あまりに期待し過ぎてしまったからか、なんだかモヤモヤ感が残ってます…。前述の評価は物凄くて、10点満点中8.5前後は行ってますが、私的には6~7点かなぁ…。テーマは日本人の琴線に触れるものですし、テンポも良く、2時間超も飽きずに観ていられます。

でも…このモヤモヤは何だろうかと…。些細な事だと思います、何か自分のイメージする世界観とのズレなのか。キレイで清潔過ぎるかなとか、環境音に不足を感じたりとか…。まぁコレは仕方ないですよね、脳内の昭和レトロって人によって違うでしょうし。作品自体は手抜きなく丁寧に作っていると思います。これ以上を望むのは酷な話しだなぁと。制作する立場の苦労も解るんでねぇ…(^_^;

なんとなく"泥の河"的なモノを期待しちゃってたのかなと。内容は暗くジメジメしてて、三丁目とは対称的なんですけども。でも何かアノ子供視点で、大人社会の不可解さを描いているのが良かった。三丁目はストーリー的に説明し過ぎな感じもしたんです。淳之介はもっと解らない事だらけでいいんじゃないかと。同じ時代を描いた両作品は、ちょうど辛口と甘口の関係だと思いました。

いろいろとケチ付けちゃいましたが(^_^;、しかし山崎貴氏は良い仕事をしたとは思います。自分と同じ世代であの時代に挑戦したのは勇気あると思うし、制約だらけの中であそこまで仕上げたのは高く評価はできますね。

いろんな人に観せて感想を聞きたくなる作品です。因みにカミサンは9点あげても良いと言ってました(^_^;