どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

駿さん…辛そう

2007年03月28日 17時51分11秒 | TV
昨夜放映の"プロフェッショナル仕事の流儀"で、宮崎駿さんを採り上げてましたね。NHKの扱いも国賓クラスでした(^_^;

しかし…昨年の吾郎さんの件ではホント辛そうでしたね。「素直で良かった」というコメントはどうにかこうにか妥協的に捻りだした言葉なんだろうなぁというのは感じてましたけど、やってはいけない事をやってしまった感が非常に強く出ていましたね。試写では拷問を受けている心境だったみたいです(^_^;

しかしアニメのメイキングってのは、実写と違ってアクティブな面はありませんから、いつみても絵になりませんねぇ。カメラに密着なんてされたら、何も手に付かないでしょうし、苛々が伝わるばかりで見ていて気分のいいモノではありませんでした。

まぁ新作は原点回帰みたいなんで、"となりのトトロ"あたりを目指しているのかなと思いました。個人的には好きな方向なんで、(大作にすることなく)是非ああいう"素朴"な作品に仕上げて欲しいです。

植木等さん逝去

2007年03月28日 14時16分53秒 | その他
80歳だったそうです。早すぎも遅すぎもない年齢ではありますが、寂しい感じがしますね。私の世代としてはその最盛期に直接触れていたわけではないんですが、彼の芸風は大好きで、クレイジーキャッツの映画もほとんど好きで観ています。

脳天気な芸風の裏に、大きな闇も抱えている人のようでした。お笑いの人は、裏では神経質で気むずかしいという話しは良く耳にしますが、まさにそんな人だった様です。

以前、彼の父親が戦時中に特高警察に逮捕され酷い拷問を受けたと涙ながらに語っていたインタビューを見ました。彼の反骨精神は、シニカルなお笑いとして、滅私奉公に努めるモーレツサラリーマンを皮肉る方向で昇華していったのでしょう。

私の祖父は戦後、キャバレーでウェイターをしていた彼を見たことがあるそうです。実家がお寺さんで、僧侶の修業のために上京し、大学に進学したらしいですが、都会の中で華やかなジャズの世界に魅了されていったんでしょうね。お父さんとの諍いも相当なモノだったんじゃないでしょうか(^_^;

iTSで配信もされた松任谷由実さんとのコラボ曲"Still Crazy For You"の中で「行こうか、…幸せのあるところへ決まってんじゃないの!」というセリフが心に沁みます…。

偉大なるエンターテナーだったと思います。
ご冥福を祈ります。合掌。