どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

ドラマ「99年の愛 Japanese Americans」

2010年11月07日 18時19分54秒 | TV
橋田壽賀子節が炸裂するドラマではありますが…。これまであまり馴染めず未見の作品ばかりなので、今回のように最初から最後まで見通すのは初めてです。しかし、長台詞が多いですよねぇ(^_^; ちょっと説明調で説教クサイのが鼻につきますが、まぁ観ることができてます。今夜が最終回ですね。

まだ最後まで読んでいないのですが、真保裕一著「栄光なき凱旋」と自然に比較してしまいます。こっちの場合だと、割と日系一世(国籍も日本のままだし、精神的にも)と二世(多くは米国籍で、気持ちもほぼ米国人)の対立を色濃く描き出しているのですが、橋田ドラマはその点マイルドな感じ。割と二世も一世同様に日本人であることを強く意識しています。

どっちが本当だったかなんて、判りませんし、まさに人それぞれだったんでしょうから、何が正解とは言えませんが、なんとなく真保さんの方が納得行けるかな…。

作品性はさておき、第一話で主人公平松長吉の元に嫁いできた、とも役イモトアヤコがもの凄く良かったですねぇ。普段セーラー服姿でバカやってる彼女ですが、明治か大正の女として非常にリアルがあって、新しい一面が見えたんじゃないでしょうか?ブスという役回りなんでしょうけど、輝いていたし、可愛くも見えましたよ(^_^) 第二話以降は急に老けた泉ピン子にバトンタッチされますが、あのまま老け役やっても良い味出せたんじゃないかなぁ…、もっと見たいなぁと素直に思いました。