どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

大河ドラマ

2010年11月29日 15時17分26秒 | TV
「龍馬伝」が終わり、衛星放送先行ですが「坂の上の雲」第二部が始まりました。

もう続けて二本立てで楽しませていただきましたよ(^。^) 「龍馬伝」は通常45分枠ですが、最終回のみ75分に拡大してました。敢えてOPを外すアニメの最終回みたいな手法に「おお~っ!」と盛り上がりました。でもちょっと間延びな感じだったかな。制作スタッフの思い入れが強く出過ぎてしまった感じで、通常の45分枠で凝縮してくれたほうが、締まりがあって良かったんじゃないかと思いましたねぇ。

福山龍馬は、個人的にイメージじゃないですけど、演出の凄さで最後までテンション下がらずに観ることが出来ました。大河は色々観てきましたけど、大抵は最初のワンクールで挫折してしまいます(^_^; どうもNHK特有の臭みが鼻について、テンション下がるのですが、「龍馬伝」はそんなことありませんでした。野外ロケの多さ、汗と泥の強調表現、リアルな衣装(時にちょっと漫画的に過剰でしたが(^_^;)、コントラストの効いた効果的な光の表現などなど…。本当に骨太な画造りに感心してしまいましたね。来年の「江」は再びいつもの…な雰囲気に戻ってしまう感じ(^_^;ですが、いつしかまた同様な演出のドラマを観てみたいです。

でもまぁ「坂の上の雲」がありますので、楽しみは続きます(^_^)/

第二部の一回目はこれもまた凄い画造りでしたねぇ…。登場する軍艦の表現が卓越!映画並みと言うか、超えているとさえ言える感じがしました。CGなのは判るんですが、実にうまくセンス良く使っている。遠方に佇む容姿、近づいてのオープンセットのディテール、荒波の中突き進む状況…。もうどれも手抜きがないんです。

ロシアの情景が多いんですが、キチンと現地でロケをし、外国人俳優もちゃんと演技のできる人が多くて、安っぽさもなし。本当に満足感の高い作品です。

この2本は恐らく意識的にリンクさせているんでしょうね。幕末と、その後の明治期で日本がどうやって世界と付き合っていったか。でもちょっと中間が欲しくなってしまいます。龍馬の死後、新政府樹立までどのような経過を辿って行ったのか…。

スペシャル企画でスピンアウト作品的に、「龍馬伝 ~その後」的なドラマ作ってくれませんかねぇ。あれだけ濃い世界観と面白いキャストを揃えていたんで、このまま終わってしまうのはちょっと勿体ない気がしました。

とにかくNHKドラマ、これからも期待してます!民放も頑張れ(笑)