どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

電子本をバカにするなかれ、読了

2011年09月24日 21時40分51秒 | 
著者である津野さん、雑誌「本とコンピュータ」時代からのファンでして。


DTP化の推進と、書籍の電子化を積極的に進めるオーソリティーであります。

折角なので、ボイジャーの電子ブックで読みました。

全体的に面白かったのですが、特に良かったのは電子化とはちょっと別の話題ですが、「今の人は本を読まなくなった」問題。

こういうのって本に限らず、ちょっと年取ると「今の人は?」と言い始めますよね。こういうのって個人的に言ったり聞いたりするの好きじゃ無くて。

津野さんは昭和13年生まれらしいので、私の親世代にあたるワケですが、彼が大学生くらいの時にも、著名な方の「今の人は?」というお定まりの批判があったんだとか。さらに戦前にも同じようなことが繰り返し行われていたと。

っていうことは、人はドンドン本を読まなくなっているのかと言えば、出版数だけ見ればそんなことはなくて。不思議ですよね。こういうの。結局はその時代の年代差で、どれくらいの読書蓄積量で考えてしまっているんでしょうか?

そりゃ年取ってりゃ取るほど長い時間生きているんだから、何かする量もそれなりにありますわな。

ということで、年寄りのグチのごとき「今の人は?」というの、あまり気にしなくて良いと思いますよ(^_^;