どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q、鑑賞

2012年11月18日 17時35分18秒 | 映画
雨で寒い中行ってきました(´д`)


相当な混み具合を予想して上映時間の30分以上も前に到着。ショップも空いていたので、まずはサクッとプログラムなどを購入です。


通常版と豪華版があり、両方とも購入。通常版は同時上映の「巨神兵東京に現わる」も併載。


さて上映。

スタジオジブリのロゴマークが。あれ?

一瞬、エヴァもジブリ作品になっちゃったの(^_^;って思っちゃいましたが、「巨神兵~」に対しての物でした。

なんだか、これが嫌な予感の始まりみたいで(´Д`;)

ちなみにこの「巨神兵~」、特撮博物館で上映されていた物ですが、ちょっと編集が変わっていたみたいです。尺も長くなっているみたいですしね。

まぁせっかく作ったんだし、多くの人に観てもらいたいという趣向なんでしょう。

で?本編。

う~ん?こう来たか、やっぱり嫌な予感的中でした(^_^;

「序」と「破」の後って元々のテレビ版からして、大興奮の盛り上げ要素満載なんですが、いつもこの後はつまずいてしまうフェーズなんですな。

テレビ版しかり、旧劇場版しかり?。

ここをどうやって切り抜けるかでエヴァの作品がどう評価されるかが決まるという。

ポスターでもフィーチャーされているカヲル君。彼の存在と扱い方って難しいんでしょうねぇ?。この人が出てくるとシンジ君同様に「何を言っているのかわからないよ」状態になっちゃうんですよね(^_^;

以下少々ネタバレになっちゃいますが、シンジ君も観客もドスンと突き放されてしまいます。

絶望的な気持ちになり、「破」までの爽快感や劇的なカタルシスを感じることはできません。

いくらかでもアクション性と娯楽性を出すために、○ディアのΝ-○ーチ○ス号まで引っ張り出してきましたが、成功しているとは?ちょっと思えませんでしたね(´Д`;)

個人的には、この引き出しは、ここで出してほしくなかったなぁと思いました。

唯一面白いと思ったシーンは、冬月先生とシンジ君が将棋を指しつつ、会話するところ。

そう言えば、この二人、テレビ版から今まで、一言も話しをした事が無いんですよね(^_^)

名前を言わず、「少年」としか呼びかけないところが、意味深で良かったです。

「Q」は賛否両論がハッキリする作品でしょうね。終映後、客席のアチコチから「モヤモヤする~」って声が何度も聞こえたし、私自身もそんな感じでした(^_^;

黒澤明作品で言えば、「七人の侍」の後にきた「生きものの記録」みたいなもんでしょうね(汗)

なぜか鬱状態になると、この沼からナカナカ出てこれなくなるんですよね。黒澤明も「隠し砦の三悪人」出すまでに陰鬱な作品を前述作含めて3本も続けてますしねぇ?。やっぱ娯楽的なの作ってるとバカっぽいと感じてしまうのかなぁ。

このモヤモヤと陰鬱さを次回ラスト作でどう収拾付けてくれるのか、庵野さんも力量が問われますね。次は何年後なのかわかりませんが(^_^;楽しみではあります。

まぁ終わりの始まりってヤツで、評価を今の時点では何も言えないかなと。

「破」からの期待感で、今回客層が大きく広がったと思うんですよね。映画館も所謂ヲタ臭が薄くなってましたし(^_^;

でもやっぱりガッカリ気分でまた縮小しちゃいそう><:

まぁそんな事どうでも良いか(笑)

一番心配なのは、あと一本でコレ?本当に決着付くのかなぁ(^_^;