あまりの衝撃に脱力状態になった上に、南クンからさらに追い打ち的なエピソードを聞かされ...。
なんと、手塚治虫が庵野クンたちに会いに来たのだと!
岡田斗司夫さ~ん(爆)
かなり衝撃的な配役ですが(^_^;、慣れてくるとそれっぽく見えてくる不思議(パッと見、元NHKアナウンサーの鈴木健二そっくりって個人的に感じましたけども...)。
まぁベレー帽に黒縁メガネは記号化されてますから、誰がやっても「らしく」なるのか(^_^;
岡田さん、ここでの手塚セリフにかなりコダワリを見せたそうです。脚本上では「いや~アマチュアとは思えない...」程度のサラッとしたセリフだったそうですが、手塚ならもっとマニアックに突っ込んだこと言ったはずであると。
変更の判断に迷った監督、そばにいた原作者の島本さんに確認、変更が許されたのだとか(^_^)
話し戻って、これまた強烈な山賀クンのボケ「今の、誰?」(爆)
そのエピを聞いた時のホノオくんの妄想「オレも誰かに東京に来いと言われなくては!」
マッド・ホーリィ氏の華々しい東京(^0^)
張り切って原稿を仕上げ、集英社に...そしてマッド・ホーリィ氏の一撃!
「車田正美のベタを見習え~!!」
ストーリー表現上のベタを、墨ベタと勘違いして藻掻き苦しむホノオくん!
見捨てられたのだと絶望し、部屋中の本を怒りにまかせて撒き散らす!
コレ観て、島本氏一瞬凍り付いたそうで...実は部屋に設えた書籍類は私物で(^_^;
さすがにそんな事はなく、このシーン用にフェイクが用意されていたそうです(笑)
そして、こうなったら大学生生活をエンジョイするのだと決意!どんだけ前向きよ(爆)
だが現実は甘くなく...マスミには彼氏がいて。
トンコさんにも新しい彼氏ができていて。
部屋には、いつも来ていた津田さんもいない...。
ちょっと違和感あったのは、部屋が綺麗に片付けられているところ。まぁ次の日らしいので、その間に散らかした部屋をセッセと元に戻したのかもしれないけど、荒れ放題の状態の方が哀しみが増したんじゃないかなぁと。
まぁそれはさておき、ズズ~~ンと落ち込んだホノオくん、一縷の望みをかけて小学館に応募!
するも...担当の横山さんにロクに見られずアッサリ捨てられるという(´Д`;)
しかし、同じように凹んだ新人編集者によって救済され、三ヶ月後に見事新人賞獲得!
ホノオくんはローテンション、そこに庵野クンが近づき、プロになった厳しさを説き、「サイン、してくれよ」と!
嘘くさく見えるシーンだそうですが、サインしたことは実話だそうです。
まぁ実際は同級生だし軽い気持ちで、もらっておくかって程度なんでしょうけども、描き方一つで感動シーンですよねぇ(^_^;
そしてラストシーン!
とうとうラスボス的に、島本和彦先生のご登場ですよ(爆)
恐らく、「仮面ライダー THE FIRST」で宮内洋さんがバイク屋のオヤジとなった立花藤兵衛役でカメオ的に出演されてますが、それをパロってるんでしょうね、ライダー変身ポーズしてるし(^_^;
しかし...中途半端にうまく演技してやろうとしている姿が何ともイタイ!
そして突然夢から覚める現在のホノオくん!うわーヘッドギア(笑)
今までのドラマは、壮大な夢オチなのか~(´Д`;)
締め切り3時間前だというのに、「あえて寝る!1時間寝て残りの2時間に全てをかけるんだ!」と宣言し、ムニャムニャ...。
プロになった現在でも、根本が何も変わっていないアホぶりがステキです(*´д`*)
フィルムの巻末に達したような、妙にカッコイイ表現でシメ!
エンディングは、島本先生とホノオくんの2ショット!そして、今まで孤独に歩いていたホノオくんが手を振るトンコさんの元へ...。
妙に感動...。
あ~~~終わっちゃったぁ(ノД`)
こんなに毎週ワクワクして続きを待ったシリーズは久しぶりですよ!
80年代青春おたくアンソロジーとして秀逸な作品でした!
決して偉ぶれるワケでも無いし、軽薄といえばそうなんだけど、なんだか自分の若い頃の志向・思考をちょっと肯定的に救ってくれたような気もして嬉しかったですしね(50を過ぎた今でも...私だってあの頃のバカッ振りが基本的に変わらないと思いますし(´д`))。
監督の福田さん、始まる前は不安だったけど、判ってるな感がバシバシ出てて見ていて心地よかったです(*^o^*)
11月にはディレクターズカット版を含んだBlu-ray BOX(5枚組)が発売!
絶対買うど!