どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

子供への影響の有無...

2015年02月06日 20時35分02秒 | 話題
ネットで拡散する殺害映像が、子供にどんな影響を与えるか...。

一定のフィルタリングの必要は感じますが、限界ありますよね。見たいヤツはどんな手を使ってでも見ようとするでしょうから...。

それを見てしまった後、どんな反応があり、どんな形で心に残るのか...これも人それぞれで。

私自身、小学生の頃にたまたま週刊誌を開いたら凄いの見てしまった経験があります。三島由紀夫が割腹した後、介錯人に首を切らせたんですが、その生首が見開きでドンと出ていたんです(^_^;

けっこう衝撃的で、今も記憶に残っちゃってますけど、だからってトラウマってほどでもないし、心に傷みたいな感じもない。

でもやっぱり人によってはかなり影響しちゃいそうな気もするんですよね。

そう言う意味で、名古屋の小学校で起きた一件は、やはり行き過ぎだと思います。

「報道のあり方考えさせたくて」というなら、何も映像まで見せる必要はない。話しだけでも充分な筈です。

20代の教諭らしいけど、映像にドップリと浸かった想像力が欠如した世代のなせる...ってことなんでしょうかねぇ(´д`)

先日も21世紀における劇場型犯罪なのか?と書きましたけど、人間は刺激を求めて加速して行きがちなので、教育の場でこういうことが起きると、ちょっと不安にもなってきます。

人間の成長過程でエロスとタナトスの鬩ぎ合いは必然だし、清濁併せ呑むようにして生きていく生き物なワケです。

いつの時代でも子供はそういった物に晒され続けてきてはいた。昔になるほど制限なく、ちょっと歩けば街にはエログロが溢れていました。

次第にそれらは姿を消し、街で目に触れることはなくなりましたが、入れ替わるようにネットに出現し、今では溢れて濃密になっています。

そんな物を見たって、ほとんどの人には免疫のようなものがあり程よくバランスを保っていられるけど、一定数の割合で均衡を保てない、どちらか一方に振り切る者もいて、時に極端で重大な犯罪をしてしまう。

良い方に転べば...そこから芸術を生まれてくることもある。

いずれにせよ、その要因は非常に個人的でプライベートな領域で培われていくため、他が容易に踏み込めない...家族でさえも。

欧米社会では「神の手」と賞賛されるし、「悪魔の所業」と言う諦念にも繋がるようですが...おそらく正解のない話しなんでしょうけどね。