どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

小津安二郎と飯田蝶子

2016年02月20日 20時50分00秒 | 話題
新聞に「小津安二郎」のことが書かれていると、激しく反応してしまう(^_^;

「小津から「あんなもの贈ってくれて駄目じゃないか、自分の世話をしなくなった」と電話。それが涙声で、感謝の表明だと知った蝶子は「ざまあみやがれ」と電話を切ったという」

親しい間柄だからこそ、相通ずる「相手を恐縮させないそんな思いやりをまだ共有していた時代の話」ということで、小津の母・あさゑへテレビをプレゼントした飯田蝶子のやり取りがジ~ンときます(^.^)

まさに戦前の下町人情シリーズとして名高い「喜八もの」の世界。

飯田は戦前の小津作品の常連でしたが、最後の出演作は終戦後一作目の「長屋紳士録」。

「かーやん」の愛称で親しまれている、下町のお上さん(なぜか大抵独身?)。

そしてストーリー上、報われない役どころが多い。

私の世代では「若大将シリーズ」の加山雄三のお祖母ちゃん役がギリギリなイメージなんですけどね(^_^;


配役イメージ通りの、気っぷの良い江戸っ子だったようです(^o^)