どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

特撮における機電とは

2016年02月29日 21時35分00秒 | 話題
朝日新聞に週一で連載されているコラム「光の国から」、今回は機電の話題です。

怪獣なんかの着ぐるみに、電球やモーターを仕込み、光らせたり、動きをつけるのが「機電」の役割です。

3年半ほど前に東京都勤惰美術館で催された「特撮博物館」を観に行ったおりに、倉方さんの仕事についての展示もありました。

博物館の内容を記載したカタログに、そのとき展示されていたウルトラマンの眼やカラータイマーなどが掲載されています。

「着ぐるみやミニチュアに電飾を施す仕事。ウルトラマンのカラータイマーが発光するギミックもこれに相当し、自転車用のヘッドライトに単二乾電池を7~8本付けて輝度を高めたという。また、怪獣のツノが回転したり口を動かす仕掛けもこの機電の仕事に含まれる場合が多く、それらはサーボモーターを着ぐるみに内蔵させて外部からのラジコン操作で稼働させていた。この役職で有名なのは特に初期『ウルトラ』シリーズで活躍した倉方茂雄」(同カタログ、キャプションより)

木枠のカタのような物で作られているようで、まさに職人の世界だなぁと感動しましたねぇ!

子供の頃に、不思議な光沢で魅了された時の気分が蘇りますねぇ(*^o^*)

こういう匠の技を大切にしている庵野さんや樋口さん、きっと「シン・ゴジラ」にも反映されていることでしょうな(^_^)