どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起、鑑賞

2016年05月23日 16時25分00秒 | アニメ
原作だと11巻に相当する部分をアニメ化したものです。


前作「機動戦士ガンダム THE ORIGIN ll 哀しみのアルテイシア」で感じたような物足りなさは感じませんでしたし、士官学校での演習、ラストの武装蜂起と見応えのあるシーンが多く、それなりの作り込み感はありましたけど...。

なんか映画の始まりからラストまで、ほぼ同じテンションで、緩急がなく、登場人物はどれもこれもヒステリックで、コミカルな芝居の連続で、見ていて辟易とした気分になってしまうんですよね(^_^;

それに比して、シャア一人、ドンと落ち着き払い、何をやっても完璧で、企みもパーフェクト...ガルマ含めて周りは軽薄なバカばかりで、ストーリーにスリル感がないんです。

お話し自体は原作とほぼ同じなのに、なんでこんなに印象が違ってしまうのだろうと、終始首を傾げるばかりでした。テンポが良い悪いとかでもなく、とにかく全体的に落ち着きが無いし、説明的なBGMも煩いんですよ(´д`)

ちょっとネタバレになりますけど、リノ・フェルナンデスという原作にはないキャラが登場、シャアの出自を見抜くんですが、どうせそこまでアレンジするなら、もうちょっと引っ張ってシャアを悩ます存在にしても良いんじゃないかなぁと思いました。今作で決着させず、シャアを揺すったり脅したり続けて、次回どうなる??...とかね(^_^;

そんな風に毎回キレイに納め過ぎてるのも、イマイチに感じる点なのかもしれません。

最後にアムロくんが出てくるんですが(前作もチラッとあったけど、その続きみたいにね)、なんか絵面的にホッとするシーンでした。そこだけが見ていて救いになったポイントかな...。そういうのが本編にもほしかったなと思います。