原作における中巻「20年3月」、呉に初の本格的な空襲が。
映画では、カラーの特性と動きを活かし、原作には無い、アニメーション的な表現で克明に描いています。
以下、ちょっとネタバレ含みますので、ご留意ください。
対空邀撃用の高角砲はどれが撃ったか成果を認識しやすくするために、爆煙に色が付いていたというのは聞いたことがありましたが、これを映像的に初めてみた気がします。
それを見上げ、さらには美しさを見いだし見とれてしまう、すずさん...。
「ああ...ここに絵の具があったなら...」と空想を巡らし、赤や黄を含ませたの絵筆をバシャッバシャッと染めていくんです。
そう思いつつ...「うちゃ、何を考えてしもうとるんじゃ!」と己の不謹慎を嘆くのです。
この気持ち...絵を描く人間にとっては非常に響くことです。
数々の戦争や災害の映像はじめ、近年では米国の3.11ツインタワー破壊テロ、そして国内における3.11大震災後の大津波の映像などなど...。
まさに不謹慎ながらカタルシスを感じ、映像美として見てしまう。
無意識の内に脳内で増幅させて、反芻していたりする。
ある瞬間にハッと気づき、不謹慎だなぁと背徳感でいっぱいになったりする。
この気持ちを空襲のシーンでストレートに炙り出していて、溜飲が下がる思いで観ていました。
原作では山の木々がらワ〜っと群がって出てくる艦載機...抽象的なタッチでどこか牧歌的な絵柄からさらに拡張させ、独自の解釈と表現をしてみせてくれている片渕さんの手腕...ほんの一部ですが、強く印象に残るシーンです。
映画では、カラーの特性と動きを活かし、原作には無い、アニメーション的な表現で克明に描いています。
以下、ちょっとネタバレ含みますので、ご留意ください。
対空邀撃用の高角砲はどれが撃ったか成果を認識しやすくするために、爆煙に色が付いていたというのは聞いたことがありましたが、これを映像的に初めてみた気がします。
それを見上げ、さらには美しさを見いだし見とれてしまう、すずさん...。
「ああ...ここに絵の具があったなら...」と空想を巡らし、赤や黄を含ませたの絵筆をバシャッバシャッと染めていくんです。
そう思いつつ...「うちゃ、何を考えてしもうとるんじゃ!」と己の不謹慎を嘆くのです。
この気持ち...絵を描く人間にとっては非常に響くことです。
数々の戦争や災害の映像はじめ、近年では米国の3.11ツインタワー破壊テロ、そして国内における3.11大震災後の大津波の映像などなど...。
まさに不謹慎ながらカタルシスを感じ、映像美として見てしまう。
無意識の内に脳内で増幅させて、反芻していたりする。
ある瞬間にハッと気づき、不謹慎だなぁと背徳感でいっぱいになったりする。
この気持ちを空襲のシーンでストレートに炙り出していて、溜飲が下がる思いで観ていました。
原作では山の木々がらワ〜っと群がって出てくる艦載機...抽象的なタッチでどこか牧歌的な絵柄からさらに拡張させ、独自の解釈と表現をしてみせてくれている片渕さんの手腕...ほんの一部ですが、強く印象に残るシーンです。