どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

レッドタートル、鑑賞

2018年01月05日 19時50分00秒 | アニメ
元日の深夜にそっと放送されてました(^_^;

ロンドンを拠点として活動するオランダ人のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットさん(舌噛みそう(^_^;)による監督作品。

スタジオジブリ作品としてクレジットされてますが、そんな事しない方が良かったんじゃないかな。

あまりにも異質な作風だし、日本人の思うアニメ作品ではない。

ハリウッド風のコミカルさもない、古くからヨーロッパで伝統的に受け継がれてきている芸術的な渋い作風です。

プロデューサー鈴木敏夫さんもどう売ったらいいのか相当なやんだと思います(^_^;

でもとても美しい映画だったし、観て良かったなと思います(カミサンも泣いてたし)。

どこから来たのか、名前もわからない男が主人公。

おそらく乗っていた船が難破して海に投げ出され、流れ着いた絶海の無人島での出来事。

小さな世界で、出会いや別れがあり、それらが美しい背景描写と細かな演技で繰り広げられていきます。

セリフはなく、ストーリーに大きな起伏もない。

でも観ている者を引きつけ、没入させてしまうパワーがあるんです。

高畑勲さんが脚本・演出・絵コンテなど、あらゆる面でサポートしたらしいんですが、そのせいか作品に一貫した強い芯があるのが感じられて、監督と良い関係で作れたんだなとわかります。

しかし...いろんな意味ですごく惜しいし、損してる作品だなぁと。

私自身、地デジ放送をやる事をたまたま知って、有料でもないから観るキッカケになった。

そうでもなければ一生目にする事はなかったかもしれない作品です。

予告編は見てましたけど、それだけじゃ観てみたいなぁ!と思わせてくれる要素がまるで伝わらない作品だったんですよね...(´д`)

本編終了後に鈴木さんのインタビューが...。

監督との出会いから完成まで8年掛かったんだと...そして「レッドタートル」がジブリ最後の作品になるなんて許されない!と、宮崎駿さんに再び火を付ける形になってしまったと(^_^;

なにがキッカケになるのかわかりませんねぇ...。



1月4日(木)のつぶやき

2018年01月05日 06時10分33秒 | イベント・ライブ