どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

樹木希林さん、出演作2本鑑賞

2019年02月23日 21時20分00秒 | 映画
ユジク阿佐ヶ谷にて、本日スタートの企画上映「樹木希林さんから教わったこと」にて

「あん」と「日日是好日」を(^_^)

「日日是好日」は3回目、「あん」の鑑賞は初めてとなります。

映画館には上映開始の1時間前に到着、整理番号は「あん」12、「日日是好日」11でした。

両作とも客層はやはり高く、中高年齢層で女性が7割以上、補助席が出るほど満席状態に。

座席は好きな場所を取りやすい順番でしたので、個人的ベスポジの4列目の右端に...やはり以前ここでの「この世界の片隅に」鑑賞で感じた通り、複数スピーカーに囲まれるほぼ中心位置でサラウンド感も良好、そして床からの低音振動効果も相まって音響効果がバッチリでした(*^o^*)

さて内容は...。

樹木希林さん特有の個性...どことなくスッ惚けていてつつ、どこか忙しげな味わいは両作ともに(^_^)

でも作品に合わせた役作りは物凄いものがあるなと...「あん」は3〜4年前で、「日日是好日」は昨年のもの...にも関わらず、老け具合が逆に見えるんです。「日日是好日」の樹木さんはとても若々しく、シャンとしていて、とても亡くなってしまった人には見えない...本当に信じられない感覚での鑑賞となりました。

両作ともに自然の営みを静かに感じ、慈しむような人物像...小豆ひとつにも人生があるかのような...そしてその小豆の美味しそうなこと!

それに引き替え、人間社会のなんとお粗末でつまらないこと!

カゴの鳥と、できそこないのどら焼きが、作品世界を象徴しているかのようで、とても切ないお話しでしたね。

「あん」「日日是好日」併せて観ると、樹木さんから肩肘張らずに生きる...流れに身を任せるような諦念みたいなものを教わっているような気持ちになります。

樹木さんに包まれているような感覚に...とても良い鑑賞となりました(^_^)

「あん」で共演の市原悦子さんも含め、このお二方はすでにこの世にいないのかと...改めてちょっと信じられない気持ちにもなりましたね...。

あ、そうそう!阿佐ヶ谷行ったら、ともえ庵でのたい焼きね!

あんこ繋がりにもなって、美味しゅうございました(*^m^*)