どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

この世界の片隅に、上映900日目...そして節目の日

2019年04月30日 18時00分00秒 | 映画

あぁ...あの日から早2年半もの月日が過ぎてしまったのかと...。

この流行り廃りの激しい世の中で、こんなにも長く愛され、上映され続けている...。

奇しくも節目となる今日は、一つの時代が終わりを迎える日と重なってしまいました。

この重なりは決して偶然ではないような気がしています。

昭和のただ中...もっとも厳しく辛い日々を描く作品は、平成に生まれ、令和へと語り継がれていくことに...。

一本の映画で...こんなに心動かされた作品は嘗てありませんでした。

平成という時代は今日で終わり...直接戦争に巻き込まれることはなかったけれど、自然災害や信じがたいテロや事件も多かった。

インターネットが普及をはじめ、仕事にも生活や趣味などへの影響も大きく、気づけば昭和の時代とかなり様変わりしてしまいました。

便利で判りやすい状態にもなったけど、そのぶん心のササクレが増えた気もする...。

そんな時に出会い、いつの間にか小走りになっていた気持ちにブレーキをかけ、知らず知らずのうちに疲弊した気持ちを癒やしてくれた...それが、こうの史代さんの作品でした。

カミサンと訪れた、夕陽に美しく映える呉...一生忘れられない光景です...。

そして...片渕須直さんによって映画化された「この世界の片隅に」。あと100日経れば、8月のあの想いの深い時期に。

これもまた偶然ではなく...この作品の持つ力なのでしょう。

同じ時代に出会えたことに感謝しかないです(^_^)