どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

D・トランブル氏、逝去

2022年02月09日 19時55分00秒 | 話題
「2001年宇宙の旅」「サイレント・ランニング」「未知との遭遇」「スター・トレック」「ブレードランナー」などなど...作品への貢献ぶりは計り知れません。彼がいなかったらSF映画の表現はまるで違い陳腐なものだったろうなと。

その奇跡は「2001年宇宙の旅」に始まるわけで...。

キューブリックさんの直通電話を密かに探り出し、話しができたことから全てが変わっていった。

でも悲しいのはキューブリックさんの意識...トランブルさんの才を認めつつもアーティストとして認識せず、一介のスタッフ扱いだった模様。

映像技術を凄い発想力で開発し、後世に残る素晴らしい映像表現を数々「発明」したといえる。中でもスリットスキャンによるスターゲートの表現は今見ても全く見劣りしないどころか、最新CGのように勘違いしてしまうほどのクオリティです。

それなのにキューブリックさんはどこか冷たく、報われない気持ちのままだったようです。

「2001年宇宙の旅」のエピソードは切ないですが、枚挙にいとま無い活躍は説明しきれない...。

79歳...まだ何かやりたい事があったのかもしれない年齢ですね。

いい映像をありがとうございました!そして、本当にお疲れ様でした。

合掌。